2022年シーズンの4戦が終わり、新レギュレーションは成功している。今年導入された新しい技術規則は、マシンが先行車を追いやすくし、オーバーテイクを増やすために策定された。この目標は達成されたようだ。
「そうだね、目標は達成されている」とマクラーレンのランド・ノリスは語った。
「これまでのところ、物事が正しい方向へ向かっている証拠がたくさんある。新レギュレーションはより優れた接近戦とオーバーテイクが可能になるように作られたけれど、これまでのところすべてのレースでまさにそうなっていると思うよ。素晴らしい仕事だね」
レッドブルのセルジオ・ペレスは「他のマシンを追えるようになったのは明らかだと思う」と認めた。
「レースが改善されていると思うよ。これまでのところいいレースをしてきたが、覚えておくべきことは、僕たちがレースをしてきたのは概していいレースができるサーキットだったということだ。でもこれらのレギュレーションには満足しているよ。間違いなくレースは以前と違うものになっている」
ウイリアムズのニコラス・ラティフィは、「昨年と比べると追いかけやすくなっていると、どのドライバーも感じていると思う」と述べている。
「この数年よりもレースはさらにエキサイティングになっている。新レギュレーションにとって良い一歩だと思うよ」
一方でフェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)は、新レギュレーションはそこそこの成功にすぎないと考えている。
「空力の面では(他のマシンを追う場合は)以前ほどダウンフォースを失うことはないが、タイヤは今も問題だ。他のマシンを追うと、いまだにタイヤに大きなダメージを負う」
「それに、新レギュレーションは、すべてのマシンがともに接戦をし、複数のチームが優勝することを可能にするはずのものだ。でもいまだに予選の順位はドライバーではなくチームで決まっているようだ。だから今もF1は全体的に調査を続ける必要があることを抱えているし、そのことを改善するべきだ」