4月20日、アウディは5月26~29日にドイツ、ニュルブルクリンクで開催されるADACトタルエナジーズ24時間レース(ニュルブルクリンク24時間)に投入するワークスカーのドライバーラインアップを発表した。
2019年に同レースで総合優勝を飾ったドイツのメーカーは、通算6度目の優勝を目指し今年は2台のワークスカーをアイフェル地方の名物レースに投入する。アウディのワークスGT3プログラムは、これらのクルマを走らせるカーコレクションやフェニックス・レーシングを含む、複数のプライベーターエントリーによってサポートされる予定だ。
2021年は表彰台を獲得することができず総合5位が最上位となった陣営において、前回の優勝チームであるアウディスポーツ・チーム・フェニックスは、最新のGT3カーであるアウディR8 LMS Evo IIを単独でエントリーさせる。
このクルマのドライバーラインアップは4人中3名がニュル24時間優勝経験者で構成され、2019年のウイナーであるドリス・ファントールとフレデリック・バービシュ、2017年に優勝したケルビン・ファン・デル・リンデに、WEC世界耐久選手権LMP2チャンピオンのロビン・フラインスが加わることで完成する。
もう1台のワークスカーを走らせるアウディスポーツ・チーム・カーコレクションは、クリストファー・ハーゼ、ニコ・ミューラー、パトリック・ニーダーハウザー、レネ・ラストかならるチームを編成。
ハーゼは2012年と2014年に、ミューラーとラストはそれぞれ2014年と2015年に“ノルドシュライフェ(ニュルブルクリンク北コース)”のレースウイナーとなった。
ふたつのファクトリーエントリーに加え、シェーラー・スポーツ・バイ・フェニックスとライオンスピード・バイ・カーコレクション・モータースポーツが、ともに2台のアウディR8 LMSで参戦する。
これらのエントリーはマッティア・ドルディ、リカルド・フェラー、クリストファー・ミース、フランク・スティップラー、マーカス・ウィンケルホックからなる5人のワークスドライバーリストによってサポートされる。
「私たちは(今年50周年を迎える)アイフェルでのクラシックレースの記念すべき年に向け、充分な準備を整えている」と語るのは、アウディスポーツ・カスタマーレーシングの責任者であるクリス・ラインケ。
「50回目の大会では、強力なドライバーの組み合わせと2台のアウディスポーツ・カスタマーレーシングカー、さらにプライベーター用のR8 LMSの追加し、勝利のために過酷な競争に立ち向かう」
「我々は世界最大のレースにおける、GT3時代にもっとも成功したメーカーとしての地位をさらに広げたいと考えているんだ」