【動画】2022WRC第5戦イタリア ダイジェスト

 6月2日から5日にかけて、地中海に浮かぶサルディニア島を舞台に開催された2022年WRC世界ラリー選手権第5戦イタリアのダイジェスト動画が、シリーズのYouTube公式チャンネルをはじめ、ヒョンデ、トヨタの各オフィシャルチャンネルで公開されている。

 前戦ポルトガルに続くグラベル(未舗装路)ラリーとなったラリー・イタリア・サルディニアは、トヨタのエルフィン・エバンス(トヨタGRヤリス・ラリー1)とエサペッカ・ラッピ(トヨタGRヤリス・ラリー1)が、ともに総合首位に立ちながらアクシデントによりデイリタイアとなるなど波乱続きの展開となった。

チームを支えるメカニックに“感謝”豊田章男オーナー「一緒にゴールを目指しましょう」

 6月6日、TOYOTA GAZOO Racingのチームオーナーである豊田章男氏が、WRC世界ラリー選手権第5戦イタリア後のコメントを発表した。

 前日までイタリアのサルディニア島で開催されていたWRC第5戦『ラリー・イタリア・サルディニア』で、TOYOTA GAZOO Racing WRTは速さを見せながらも、厳しいコンディションと複数のアクシデントにより表彰台を逃す結果となった。

トヨタ、過酷なグラベルラリーでロバンペラが5位入賞。選手権のリードを拡げる/WRC第5戦イタリア

 6月5日、2022シーズンのWRC世界ラリー選手権第5戦『ラリー・イタリア・サルディニア』の最終日デイ4がサルディニア島北部で行われ、TOYOTA GAZOO Racing WRTは、カッレ・ロバンペラ/ヨンネ・ハルットゥネン組(トヨタGRヤリス・ラリー1)が総合5位でフィニッシュしてドライバー選手権首位の座を守るとともに、選手権2位のライバルに対するリードを拡げた。

 前日までにデイリタイアとなったチームメイトのエルフィン・エバンス/スコット・マーティン組(トヨタGRヤリス・ラリー1)は総合40位、エサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム組(トヨタGRヤリス・ラリー1)は総合44位でラリーを終えた一方、サテライトチームのTOYOTA GAZOO Racing WRTネクストジェネレーションから参戦した勝田貴元/アーロン・ジョンストン組は、ロバンペラに次ぐ総合6位入賞を果たしている。

トヨタ受難の1日。ラッピとエバンスがデイリタイアも、ロバンペラが5番手に浮上/WRC第5戦 デイ3

 6月4日(土)、WRC世界ラリー選手権第5戦イタリアのデイ3が、サルディニア島北部で行われ、TOYOTA GAZOO Racing WRTは前日8番手だったカッレ・ロバンペラ/ヨンネ・ハルットゥネン組(トヨタGRヤリス・ラリー1)が同5番手に順位を上げた。

 一方、デイ2で首位に立ったエサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム組(トヨタGRヤリス・ラリー1)はアクシデントによりデイリタイアに。エルフィン・エバンス/スコット・マーティン組(トヨタGRヤリス・ラリー1)もサスペンションにダメージを負ったことで、2日連続のデイリタイアとなっている。

トヨタで今季3戦目のラッピ、デイ2を終えて首位浮上。エバンスは無念のリタイア/WRC第5戦イタリア

 6月3日、2022年シーズンのWRC世界ラリー選手権第5戦イタリアの競技2日目デイ2が、イタリアのサルディニア島北部で行われ、TOYOTA GAZOO Racing WRTはエサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム組(トヨタGRヤリス・ラリー1)が総合首位に浮上した。

 チームメイトのカッレ・ロバンペラ/ヨンネ・ハルットゥネン組(トヨタGRヤリス・ラリー1)は総合8番手、エルフィン・エバンス/スコット・マーティン組(トヨタGRヤリス・ラリー1)は序盤に首位に立ったが、メカニカルトラブルによりデイリタイアとなった。サテライトチームのTGR WRTネクストジェネレーションから参戦している勝田貴元(トヨタGRヤリス・ラリー1)は総合7番手だ。

トヨタ、初日のラリーで4台のGRヤリス・ラリー1が総合2~5番手を占める/WRC第5戦イタリア

 6月2日、2022年シーズンのWRC世界ラリー選手権第5戦イタリアが、同国サルディニア島で開幕した。初日のデイ1は島北東部のオルビアでスーパーSSが1本行われ、TOYOTA GAZOO Racing WRTはエルフィン・エバンス/スコット・マーティン組が総合3番手につけた。

 また、チームメイトのカッレ・ロバンペラ/ヨンネ・ハルットゥネン組は総合4番手、エサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム組もトップ5に入ったほか、TOYOTA GAZOO Racing WRTネクストジェネレーションから参戦中の勝田貴元/アーロン・ジョンストン組はトップから0.5秒差の総合2番手の好位置につけている。

緊急の暑さ対策を強いられたラリー1カー。トヨタはルーフ開口部を大型化【WRC Topic】

 新時代のラリー1マシンが深刻な熱問題を抱えているということが、WRC世界ラリー選手権第4戦『ラリー・ポルトガル』で明らかになった。

 ポルトガルは気温が30度に届くか届かないかで、まだそれほどは暑くなかったが、それでもマシンによっては車内温度が70度に達し、選手が熱中症になったり、ドライビングシューズが溶けたりといった問題が多く発生。2週間後に開催される第5戦『ラリー・イタリア・サルディニア』に向けて、早急な改善が求められた。

2戦ぶり復帰のラッピ「出走順もいいので表彰台を目指す」/2022WRC第5戦イタリア 事前コメント

 WRC世界ラリー選手権の2022年シーズンにおける最初のグラベル(未舗装路)ラリーとなった第4戦ポルトガルから1週間のインターバルを挟み、6月2日から5日にかけて、今季第5戦イタリアが地中海に浮かぶサルディニア島で開催される。この『ラリー・イタリア・サルディニア』の開幕に先立ち、最高峰クラスに参戦しているMスポーツ・フォードとヒョンデ(旧ヒュンダイ)、そしてトヨタの計3チームからドライバーたちの事前コメントが発表されている。

■Mスポーツ・フォードWRT

トヨタ、怒涛の4連勝なるか。WRC次戦イタリアは「ポルトガル以上に不利な条件になるはず」

 WRC世界ラリー選手権に参戦しているTOYOTA GAZOO Racing WRTは、6月2日から5日にかけてイタリア、サルディニア島を舞台に争われる今季第5戦イタリアに、エルフィン・エバンス/スコット・マーティン組、カッレ・ロバンペラ/ヨンネ・ハルットゥネン組、エサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム組の計3台のトヨタGRヤリス・ラリー1で参戦する。

 また、サテライトチームであるTOYOTA GAZOO Racing WRTネクストジェネレーションからは、選手権3番手につけている勝田貴元/アーロン・ジョンストン組が引き続き、トヨタGRヤリス・ラリー1で出場する予定だ。

開幕4戦3勝、“神童”と呼ばれたカッレ・ロバンペラは王者になれるか【WRC Topic】

 WRC世界ラリー選手権の2022年開幕戦モンテカルロこそ4位に終わったが、その後第4戦ポルトガルまで3連勝。WRC関係者の中には、早くもトヨタのカッレ・ロバンペラ(トヨタGRヤリス・ラリー1)が今季ワールドチャンピオンになるだろうと確信する者が多いが、その根拠とは?

 まず最初に、あらゆる路面で勝てることが証明された。第2戦スウェーデンはスノー、第3戦クロアチアはターマック(舗装路)、そして直近の第4戦ポルトガルはグラベル(未舗装路)。ロバンペラはそのすべてで優勝し、3戦で合計22回のステージ優勝を決めた。それは実施された全57ステージの約39%にあたる。