新時代のラリー1マシンが深刻な熱問題を抱えているということが、WRC世界ラリー選手権第4戦『ラリー・ポルトガル』で明らかになった。
ポルトガルは気温が30度に届くか届かないかで、まだそれほどは暑くなかったが、それでもマシンによっては車内温度が70度に達し、選手が熱中症になったり、ドライビングシューズが溶けたりといった問題が多く発生。2週間後に開催される第5戦『ラリー・イタリア・サルディニア』に向けて、早急な改善が求められた。
新時代のラリー1マシンが深刻な熱問題を抱えているということが、WRC世界ラリー選手権第4戦『ラリー・ポルトガル』で明らかになった。
ポルトガルは気温が30度に届くか届かないかで、まだそれほどは暑くなかったが、それでもマシンによっては車内温度が70度に達し、選手が熱中症になったり、ドライビングシューズが溶けたりといった問題が多く発生。2週間後に開催される第5戦『ラリー・イタリア・サルディニア』に向けて、早急な改善が求められた。
6月2日、WRC世界ラリー選手権の2022年シーズン第5戦イタリアが開幕した。木曜のデイ1はSS1のみが行われ、ヒョンデ・シェル・モビスWRTのティエリー・ヌービル(ヒョンデi20 Nラリー1)がトップタイムをマーク。0.5秒差の2番手に、日本人WRCドライバーの勝田貴元(トヨタGRヤリス・ラリー1)がつけている。
地中海に浮かぶサルディニア島を舞台に6月2日(木)から5日(日)にかけて開催されるラリー・イタリア・サルディニア。その初日はシェイクダウンに続き、現地18時過ぎからSS1“オルビア”が実施された。
WRC世界ラリー選手権の2022年開幕戦モンテカルロこそ4位に終わったが、その後第4戦ポルトガルまで3連勝。WRC関係者の中には、早くもトヨタのカッレ・ロバンペラ(トヨタGRヤリス・ラリー1)が今季ワールドチャンピオンになるだろうと確信する者が多いが、その根拠とは?
まず最初に、あらゆる路面で勝てることが証明された。第2戦スウェーデンはスノー、第3戦クロアチアはターマック(舗装路)、そして直近の第4戦ポルトガルはグラベル(未舗装路)。ロバンペラはそのすべてで優勝し、3戦で合計22回のステージ優勝を決めた。それは実施された全57ステージの約39%にあたる。
暑さとダスト(砂埃)が選手たちを襲った。5月19日から22日にかけて開催されたWRC世界ラリー選手権第4戦ポルトガルは、“WRC新時代”を象徴するラリー1カーによる最初のグラベル(未舗装路)イベントとなった。
TOYOTA GAZOO Racing WRTのカッレ・ロバンペラ(トヨタGRヤリス・ラリー1)の3連勝で幕を閉じた同イベントだが、その会期中は日中の気温が30度を超える日もあり、ドライバー/コドライバーたちから暑さや車内に入り込んでくるダストに関するコメントも聞かれた。このことについて、今戦で総合4位となった勝田貴元(トヨタGRヤリス・ラリー1)は新しい車両規定がこの問題に「大きく影響している」と述べた。
5月19日から22日にかけて、ポルトガルの北部の都市ポルトを中心に開催された2022年WRC世界ラリー選手権第4戦ポルトガルのダイジェスト動画が、シリーズのYouTube公式チャンネルをはじめ、ヒョンデ、トヨタの各オフィシャルチャンネルで公開されている。
今季初のグラベル(未舗装路)イベントとして行われたラリー・ポルトガルは、開幕戦を制したセバスチャン・ローブ(フォード・プーマ・ラリー1)と同2位となったセバスチャン・オジエ(トヨタGRヤリス・ラリー1)の再登場に沸き立ったが、本格的なラリーがスタートしたデイ2で両者がデイリタイアとなる波乱が待ち受けていた。
5月19日から22日にかけてポルトガル北部の大都市ポルトを中心に開催された、WRC世界ラリー選手権第4戦『ラリー・ポルトガル』において、2022年シーズンの自己ベストリザルトに並ぶ総合4位となった勝田貴元(トヨタGRヤリス・ラリー1)。このラリーでベテランのダニ・ソルド(ヒョンデi20 Nラリー1)と3位表彰台争いを繰り広げた彼は今大会について、「難しい週末ではあったものの、4日間を通して安定した走りができました」と振り返った。
今季第4戦として開催されたラリー・ポルトガルは、プラグイン・ハイブリッドが搭載された“ラリー1カー”で争われる最初のグラベル(未舗装路)イベントとして今月19日(木)に戦いの火蓋が落とされた。
5月19日から22日にかけて、ポルトガル北部の都市ポルトを中心に、2022年シーズンのWRC世界ラリー選手権第4戦『ラリー・ポルトガル』が行われ、TOYOTA GAZOO Racing WRCチャレンジプログラムに参加してWRCトップカテゴリーに出場している勝田貴元/アーロン・ジョンストン組(トヨタGRヤリス・ラリー1)は、今季のベストリザルトに並ぶ総合4位でラリーを終えた。
ラリー・ポルトガルは今シーズン最初のグラベル(未舗装路)イベントだ。勝田は過去の大会に何度か出場し昨年は4位入賞を果たしたが、プラグイン・ハイブリッドシステムが搭載された、新世代のラリー1カーでのグラベルラリーは今戦が初めてとなり、新しいチャレンジとなった。
WRC世界ラリー選手権は5月22日、2022年シーズン第4戦ポルトガルの競技最終日を迎え、デイ4のSS17~21が行われた。この前日にTOYOTA GAZOO Racing WRTのチームメイトを逆転し総合トップに躍り出たカッレ・ロバンペラ(トヨタGRヤリス・ラリー1)は、エルフィン・エバンス(トヨタGRヤリス・ラリー1)との一騎打ちを制して優勝。今季3勝目を3連勝でマークしている。そんな『ラリー・ポルトガル』の全日程を終えた各チームからドライバーコメントが発表された。
5月19日から22日にかけて、ポルトガル北部の都市ポルトを中心に開催されたWRC世界ラリー選手権第4戦ポルトガルは、TOYOTA GAZOO Racing WRTのカッレ・ロバンペラ/ヨンネ・ハルットゥネン組(トヨタGRヤリス・ラリー1)の3連勝、かつ僚友エルフィン・エバンス/スコット・マーティン組とのワン・ツー・フィニッシュという結果で幕を閉じた。
この結果に対して23日、トヨタ自動車社長でTOYOTA GAZOO Racingのチームオーナーでもある豊田章男氏がプレスリリースを通じてコメントを発表。TGR WRTの各ドライバーや、ヤリ-マティ・ラトバラが率いるチームに対する謝辞を述べた。
5月22日、WRC世界ラリー選手権第4戦ポルトガルの最終日デイ4が、ポルトガル北部のマトジニョスを起点に行われ、カッレ・ロバンペラ/ヨンネ・ハルットゥネン組(トヨタGRヤリス・ラリー1)が優勝。第2戦スウェーデンからの連勝を3に伸ばした。また、チームメイトのエルフィン・エバンス/スコット・マーティン組(トヨタGRヤリス・ラリー1)が総合2位でフィニッシュしたため、チームはワン・ツー・フィニッシュを達成している。
なお、週末に2度のデイリタイアを喫したセバスチャン・オジエ/ベンジャミン・ヴェイラス組(トヨタGRヤリス・ラリー1)は、総合51位でラリーを終えた。TOYOTA GAZOO Racing WRTネクストジェネレーションからWRC全戦に参戦している勝田貴元/アーロン・ジョンストン組(トヨタGRヤリス・ラリー1)は総合4位でフィニッシュ。この結果、ドライバーズランキングで3番手となっている。