iPhoneの電源を切ってもサイバー攻撃される可能性 ドイツの研究チームが指摘

Innovative Tech: このコーナーでは、テクノロジーの最新研究を紹介するWebメディア「Seamless」を主宰する山下裕毅氏が執筆。新規性の高い科学論文を山下氏がピックアップし、解説する。 ドイツのTU Darmstadtの研究チームが発表した「Evil Never Sleeps: When Wireless Malware Stays On After Turning Off iPhones」…

1文字ずつ口パクでスペル入力できるシステム、東大などが技術開発 タイピング速度はスマホに匹敵

東京大学、米ジョージア工科大学などによる研究チームが開発した「SilentSpeller: Towards mobile, hands-free, silent speech text entry using electropalatography」は、口パク(無声発話)で1文字ずつタイピングするハンズフリーの入力システムを提案する。 歩きながらでも入力が行える安定性を持ち、スマートフォン…

Appleの「ATT」は本当にユーザーのプライバシーを守れているのか? 英オックスフォード大が指摘

Appleの「ATT」は本当にユーザーのプライバシーを守れているのか? 英オックスフォード大が指摘:Innovative Tech 英オックスフォード大学の研究チームは、ユーザーのプライバシー保護を目的としたAppleの2つの機能「App Tracking Transparency」(ATT)と「Privacy Nutrition Labels」が効果的に役割を果たしているか…

「OK Google」「Hey Siri」の微妙な“言い方”を区別し、音声アシスタントの誤認識を軽減 東大などが開発

東京大学大学院情報学環の暦本研究室とソニーコンピュータサイエンス研究所(CSL)の研究チームが開発した「Aware: Intuitive Device Activation Using Prosody for Natural Voice Interactions」は、「OK Google」や「Hey Siri」のような音声アシスタントを起動させる音声コマンドの誤認識を軽減する学習ベースの分類モ…

米NVIDIAなど、眼鏡サイズのVRヘッドセット開発 フルカラー3D画像を表示

VRヘッドマウントディスプレイ(HMD)の大きなデメリットは嵩張る点だ。この問題は、マイクロディスプレイの画像を拡大するレンズが必要という、光学系の原理から生じている。この設計では、マイクロディスプレイとレンズの間の距離を比較的大きくとる必要があり、その分が前方の出っ張りを作っている。 この課題に対し…

推薦システムにおけるニューラルネットワークの活用について読んだ論文をゆるくまとめる – Re:ゼロから始めるML生活

ここ数ヶ月くらい、推薦システムにおけるNNの活用というテーマで論文をちょこちょこ読んでいました。 推薦システムにNNを適用・応用するという守備範囲も広いテーマではありますが、せっかく良い機会なので自分用にまとめてみたいと思います。 理解が曖昧なところもあり、マサカリが飛んできそうな気配がプンプンします…

ラケットで球を打った衝撃を“エアジェット噴射”で再現するVRデバイス 台湾などの研究チームが開発

台湾大学、カナダのUniversity of Waterloo、米University of Marylandによる研究チームが開発した「AirRacket: Perceptual Design of Ungrounded, Directional Force Feedback to Improve Virtual Racket Sports Experiences」は、卓球やバドミントン、テニスなどのラケットスポーツにおいて、球がラケットに当たった衝…

「赤信号」を「青信号」だと錯覚させる自動運転車へのサイバー攻撃 中国などの研究チームが脆弱性指摘

中国の浙江大学、香港中文大学、米シカゴ大学による研究チームが発表した「Rolling Colors: Adversarial Laser Exploits against Traffic Light Recognition」は、自動運転車に搭載されるカメラをレーザー光で攻撃し、信号機の認識を錯覚させる方法を実証し、脆弱性を指摘した論文だ。赤信号を青信号に、青信号を赤信号…