先月15日は沖縄本土復帰50周年であった。このイベントをきっかけに、大手メディアでは基地問題で揺れる現地からのレポートを始めとして、見応えのある報道がいくつかあった。 ところがごく一部メディアやコメンテーターたちの論評に
対中安保の「最前線」沖縄 変わる戦略環境
沖縄県が本土復帰してから15日で50年となる。多くの在日米軍が駐留する「基地の島」であるのは半世紀前と変わらないが、沖縄をめぐる戦略環境は大きく変化した。中国の脅威に直面する「最前線」となる一方、米国は台湾周辺をインド太平洋の主戦場とにらみ、新たな戦い方を模索する。これに伴い沖縄の位置づけも様変…