WorldRX世界ラリークロス選手権の下部組織としてステップアップ・カテゴリーにも位置付けられる、FIA格式欧州選手権のヨーロピアン・ラリークロス・チャンピオンシップ(EuroRX1)の2022年シーズンが、WorldRXより一足早くハンガリーで開幕。今季からSETプロモーションに移籍したシリーズ2冠経験者のアントン・マルクランド(ヒョンデi20 RXスーパーカー)が初日から全セッションを支配すると、2日目も順当なスピードでライバルを退け、週末完全制覇を成し遂げた。
熱中症、シューズが溶けたとの報告も「真冬でもめちゃくちゃ暑い」ラリー1カーの過酷な車内/WRC
暑さとダスト(砂埃)が選手たちを襲った。5月19日から22日にかけて開催されたWRC世界ラリー選手権第4戦ポルトガルは、“WRC新時代”を象徴するラリー1カーによる最初のグラベル(未舗装路)イベントとなった。
TOYOTA GAZOO Racing WRTのカッレ・ロバンペラ(トヨタGRヤリス・ラリー1)の3連勝で幕を閉じた同イベントだが、その会期中は日中の気温が30度を超える日もあり、ドライバー/コドライバーたちから暑さや車内に入り込んでくるダストに関するコメントも聞かれた。このことについて、今戦で総合4位となった勝田貴元(トヨタGRヤリス・ラリー1)は新しい車両規定がこの問題に「大きく影響している」と述べた。
【動画】2022WRC第4戦ポルトガル ダイジェスト
5月19日から22日にかけて、ポルトガルの北部の都市ポルトを中心に開催された2022年WRC世界ラリー選手権第4戦ポルトガルのダイジェスト動画が、シリーズのYouTube公式チャンネルをはじめ、ヒョンデ、トヨタの各オフィシャルチャンネルで公開されている。
今季初のグラベル(未舗装路)イベントとして行われたラリー・ポルトガルは、開幕戦を制したセバスチャン・ローブ(フォード・プーマ・ラリー1)と同2位となったセバスチャン・オジエ(トヨタGRヤリス・ラリー1)の再登場に沸き立ったが、本格的なラリーがスタートしたデイ2で両者がデイリタイアとなる波乱が待ち受けていた。
勝田貴元、表彰台を逃すも選手権3番手に。オジエのWRC第6戦ケニア参戦が決定【SNSまとめ】
戦前に注目された“ふたりのセブ”による再対決はまさかの両者リタイア、しかも2日続けて……という波乱が起こるなか、5月19~22日に開催されたWRC世界ラリー選手権第4戦ポルトガルは、TOYOTA GAZOO Racing WRT所属のカッレ・ロバンペラ(トヨタGRヤリス・ラリー1)とエルフィン・エバンス(トヨタGRヤリス・ラリー1)による総合優勝争いと、日本人WRCドライバーの勝田貴元(トヨタGRヤリス・ラリー1)対“仕事人”ダニ・ソルド(ヒョンデi20 Nラリー1)の3位表彰台争いによって大いに盛り上がった。ここではそんなラリー・ポルトガルに関連したSNSの投稿を紹介していく。
■レジェンドたちがまさかの失態
悔しさを感じつつバトルを通じ自信を深めた勝田貴元。ラリー1では「左足ブレーキを多用」/WRC
5月19日から22日にかけてポルトガル北部の大都市ポルトを中心に開催された、WRC世界ラリー選手権第4戦『ラリー・ポルトガル』において、2022年シーズンの自己ベストリザルトに並ぶ総合4位となった勝田貴元(トヨタGRヤリス・ラリー1)。このラリーでベテランのダニ・ソルド(ヒョンデi20 Nラリー1)と3位表彰台争いを繰り広げた彼は今大会について、「難しい週末ではあったものの、4日間を通して安定した走りができました」と振り返った。
今季第4戦として開催されたラリー・ポルトガルは、プラグイン・ハイブリッドが搭載された“ラリー1カー”で争われる最初のグラベル(未舗装路)イベントとして今月19日(木)に戦いの火蓋が落とされた。
トヨタ、第4戦丹後で勝田範彦が3位表彰台獲得「最終日は走らせ方を変えた」/全日本ラリー
5月20~22日、京都府京丹後市を中心にJRC全日本ラリー選手権の2022年シーズン第4戦『YUHO RALLY TANGO supported by Nissin Mfg(ラリー丹後)』が開催され、最高峰のJN1クラスに参戦しているTOYOTA GAZOO Racingは、勝田範彦/木村裕介組(トヨタGRヤリスGR4ラリー)が総合3位で表彰台を獲得した。また、チームメイトの眞貝知志/安藤裕一組(トヨタGRヤリスGR4ラリー)が総合6位入賞を果たした。
前回ラウンドのJRC第3戦久万高原で勝田組が今季初優勝を飾ったTGR。この第4戦では2022年シーズンから導入された新規定“サクセスバラスト”のルールにより、勝田組のトヨタGRヤリスGR4ラリーには規定最低重量にプラス50kgのウエイトが追加された。
スバル 2022全日本ラリー第4戦丹後 ラリーレポート
2022.05.21 - 全日本ラリー選手権 第4戦 YUHO RALLY TANGO supported by Nissin Mfg Leg1 苦闘のなか上位を目指すSUBARU勢 5月21日(土)、2022年全日本 …
前戦クラッシュのコバライネン、12本中11のSSを制し今季3勝目/全日本ラリー第4戦丹後
5月20日から22日にかけて京都府丹後市を中心にJRC全日本ラリー選手権第4戦『YUHO RALLY TANGO(ラリー丹後)』が開催され、ヘイキ・コバライネン/北川紗衣組(AICELLOラックDL速心FABIA)が優勝。2022年シーズン3勝目をマークしている。
開幕2連勝後に迎えた第3戦久万高原でクラッシュを喫した元F1ドライバーが、失意をバネにふたたび速さを見せつけた。開幕戦新城から続くターマック(舗装路)ラリー5連戦の第4ラウンドとなったラリー丹後は全12本のSS、その合計距離約108kmで争われたが、コバライネン組はそのうちの11本でベストタイムを記録。
勝田貴元、表彰台まであと一歩に迫る4位入賞「もっとペースを改善したい」/WRC第4戦ポルトガル
5月19日から22日にかけて、ポルトガル北部の都市ポルトを中心に、2022年シーズンのWRC世界ラリー選手権第4戦『ラリー・ポルトガル』が行われ、TOYOTA GAZOO Racing WRCチャレンジプログラムに参加してWRCトップカテゴリーに出場している勝田貴元/アーロン・ジョンストン組(トヨタGRヤリス・ラリー1)は、今季のベストリザルトに並ぶ総合4位でラリーを終えた。
ラリー・ポルトガルは今シーズン最初のグラベル(未舗装路)イベントだ。勝田は過去の大会に何度か出場し昨年は4位入賞を果たしたが、プラグイン・ハイブリッドシステムが搭載された、新世代のラリー1カーでのグラベルラリーは今戦が初めてとなり、新しいチャレンジとなった。
3連勝のロバンペラ「今回の勝利は自分でも予想外だった」/WRC第4戦ポルトガル デイ4後コメント
WRC世界ラリー選手権は5月22日、2022年シーズン第4戦ポルトガルの競技最終日を迎え、デイ4のSS17~21が行われた。この前日にTOYOTA GAZOO Racing WRTのチームメイトを逆転し総合トップに躍り出たカッレ・ロバンペラ(トヨタGRヤリス・ラリー1)は、エルフィン・エバンス(トヨタGRヤリス・ラリー1)との一騎打ちを制して優勝。今季3勝目を3連勝でマークしている。そんな『ラリー・ポルトガル』の全日程を終えた各チームからドライバーコメントが発表された。