奥野製薬工業、ジルコニアナノ粒子分散液を開発 ()

【大阪】奥野製薬工業(大阪市中央区)は、ジルコニアナノ粒子分散液を開発、サンプルワークを開始した。独自の表面処理技術などを駆使することで、高濃度でも高い透明性を維持しながら、1・7以上の屈折率を実現。トルエン、MEK(メチルエチルケトン)といった各種有機溶剤との良好な相溶性に加えて、……

三井化学、透明樹脂「アペル」用途開拓 ()

三井化学は環状オレフィンコポリマー(COC)「アぺル」の用途拡大に取り組む。VR(仮想現実)用途で材料認定が進んでおり、今期からの本格採用を見込む。車載用途では250度Cの耐熱グレードを開発中。車載センサー分野でガラスレンズの置き換えを狙う。そのほか医療用途で新たな市場を創出する。今夏か……

エイチ・ホルスタイン、女性の脱毛症対策向け食品 ()

化粧品原料などを扱うエイチ・ホルスタイン(東京都千代田区)は、発毛促進効果を有するエンドウ豆抽出物により、女性の薄毛対策食品の市場を開拓する。毛髪のサイクルを健全化する遺伝子発現に働きかける作用があり、ヒト試験でも有効性を確認している。女性型脱毛症に悩む女性が増加している一方、そ……

iPS系ミニ臓器続々、阪大が涙腺、慈恵医大は内耳 ()

人工多能性幹細胞(iPS細胞)を使い、これまで困難とされてきた部位のオルガノイド(ミニ臓器)を樹立する成果が相次ぐ。大阪大学のチームは新規誘導法を確立し、世界初という涙腺オルガノイドを作製。東京慈恵会医科大学などは薬効評価に使える内耳オルガノイド樹立に成功した。立体構造を持つオルガ……

COVID-19が日本の病院診療に及ぼした影響 (日経BP)

東京大学の山口聡子氏らは、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)によるパンデミックが日本の医療に与えた影響を検討するために、日本国内26病院の入院および外来受診のデータを利用して、2020年の状況をパンデミック前と比較するコホート研究を行い、入院患者も外来受診も2020年5月の第1波の時期に最……

35歳男性。動悸 (日経BP)

Cadetto.jpの医師会員の皆様に、『日経メディカル』読者に高い評価を得た「日経メディクイズ」を厳選して紹介します。今回のクイズは『日経メディカル』2014年4月号に掲載された心電図のクイズです。 患者は35歳の男性。以前から安静時および労作時に動悸を認めていました。動悸は労作で強まります。日……

SGLT2阻害薬投与で下肢切断リスク上昇せず (日経BP)

我が国のレセプトデータベースを用いたビッグデータ解析から、糖尿病患者へのSGLT2阻害薬の投与に伴う下肢切断リスクの上昇は観察されなかったと、奈良県立医科大学糖尿病内分泌内科学講座の紙谷史夏氏ら(同大学公衆衛生学講座との共同研究)が、第65回日本糖尿病学会年次学術集会(会期:5月12~14日……

一行のカルテの向こうに (日経BP)

私には、ママとお母さんがいる。 私はもういい年だが、未だに自分の母親のことをママと呼んでいる。お母さんは、母の母だ。母が自分の母を「お母さん」と呼ぶので私も幼い頃からそう言っていた。 「お母さん、認知症気味だったけど、最近しっかりしてきたんだって。みっちゃんの病気が分かってからね。……