一般の病院で行う観察研究の「オプトアウト問題」は解決へ (日経BP)

個人情報保護法(個人情報の保護に関する法律、以下、個情法)の改正に対応する形で、2022年4月1日に施行された新たな「人を対象とする生命科学・医学系研究に関する倫理指針」(以下、倫理指針)。医学研究を行う際に求められる研究対象者へのインフォームド・コンセントに関する規定をめぐって4月以……

医師のマネジメント力が働き方改革実現のカギ? (日経BP)

「医師の働き方改革」への対応が、本格的に医療機関に求められるようになってきた。ただ、限られたリソースで医療水準を維持するための適切な解は見つかっていない。困っている患者や、奮闘する若手医師を目の当たりにしながら、同時に医師の労働時間削減も上層部から求められている指導医クラスは、特……

研究体制は日本と何が違う? (日経BP)

コロナ禍の中でニューヨークに留学した谷口寛和先生へのZoomインタビュー、第3弾。この4月に帰国する直前に聞いた内容を、崎長ライト脚色の再現ドラマも加えてお届けします! 百万ドル単位の研究費をポンと調達 谷口は2019年9月、ニューヨークのメモリアルスローンケタリングがんセンターに留学。早速……

国内初、直接作用型第Xa因子阻害薬の中和薬 (日経BP)

2022年5月25日、直接作用型第Xa因子(FXa)阻害薬の中和薬であるアンデキサネット アルファ(遺伝子組換え)(商品名オンデキサ静注用200mg)が薬価収載と同時に発売された。適応は「直接作用型第Xa因子阻害薬(アピキサバン、リバーロキサバンまたはエドキサバントシル酸塩水和物)投与中の患者におけ……

統合失調症、上から見るか横から見るか (日経BP)

前回まで、統合失調症の特徴的で目立つ症状、幻覚、妄想などの陽性症状について解説しました。今回は陰性症状について説明します。 陽性症状は「本来ないはずのものがある」でしたが、陰性症状は「本来あるはずのものがない」です。 陰性症状は言葉で言うと単純です。代表的なものを挙げると、感情鈍麻……

内視鏡治療の進化にAIを組み合わせた新たな治療選択肢 (日経BP)

人工知能(AI)を使ったリンパ節転移リスクの評価で、大腸癌死のリスクを減らしたい──。大腸癌の治療をより緻密に進化させる研究を進めている昭和大学横浜市北部病院消化器センター講師の一政克朗氏は、T1癌に続き、T2癌の治療戦略の新たなアイデアを発表した。同センター助教で外科医の中原健太氏ら……

SGLT2阻害薬で治療開始した方が費用対効果良好 (日経BP)

新規に経口血糖降下薬を開始する2型糖尿病患者において、現状の薬剤選択パターンに基づいて治療薬を選択し投与する群と、全例にSGLT2阻害薬を投与する群を設定し、その費用と効果を10年間のモデル分析で比較したところ、全例にSGLT2阻害薬を投与する方が患者1人当たりの総治療費は約18万円削減され、QA……

オミクロン/BA.2株の増殖能と病原性はBA.1株と同様 (日経BP)

東京大学医科学研究所の浦木隆太氏らは、主に動物モデルを用いて新型コロナウイルス感染症(COVID-19)患者から分離したSARS-CoV-2オミクロン/BA.2株の増殖能、病原性や、既存の治療薬の効果などを検討し、増殖能と病原性はBA.1株と同程度で、抗体製剤と抗ウイルス薬はいずれも有効だったと報告した。……