ゲノム編集育種、世界が熱視線、各国で法改正や指針 ()

ゲノム編集技術による作物育種分野への関心が世界中で高まっている。英国では2022年、ゲノム編集の作物や食品に関する法改正により、品種開発への道が開かれたのをはじめ、規則が厳格な欧州連合(EU)内でも動きがあり、ベルギーではストレス耐性トウモロコシの野外栽培試験実施に許可が下りた。先行す……

日本高純度化学、ニッケルレスメッキ薬など開発推進 ()

日本高純度化学は、次世代品の開発、製品化を推進する。試作評価が進展するニッケルレスの置換金メッキ薬品は、原材料価格高騰を背景にサンプルの受注数量が増加。モバイル機器のマザーボード向けなどの検証が複数顧客で進むことから2022年度内の商業生産を見込む。今期、新事業創出も見据え電池材料の……

環境保護は義務、色あせぬ「宣言」 ストックホルム会議から半世紀 (毎日新聞)

環境問題に関する初の政府間会合「国連人間環境会議(ストックホルム会議)」が1972年6月、スウェーデンで開かれてから50年を迎える。気候変動による影響をはじめ、地球環境が悪化の一途をたどる今、改めてその歴史的な意義を考える。 ●「歴史の転回点」 「我々は歴史の転回点に到達した。いまや我々……

BNT162b2ワクチンはオミクロン株から小児を守れるかが話題に (日経BP)

本コラムでは、Googleが提供する学術雑誌のインパクト指標「h5-index」から、各領域10誌を抽出。それを元に世界中で最も多くツイートされた論文を紹介する。 5月16~22日に最もツイート数が多かったのは、NEJMの論文「BNT162b2 Protection against the Omicron Variant in Children and Adolescents」……

BZ系薬の減量・中止にどう関わる? (日経BP)

ベンゾジアゼピン(BZ)系薬が処方されている来局者に適正使用を促したいが、退薬症候の出現などもあって減薬の処方提案は難しい──。薬局の現場でこんな悩みを感じてはいませんか。 睡眠薬の適正使用を進めるためには、段階を踏んで根気強く来局者に関わることが欠かせません。特にBZ系薬の服用で「……

IBS患者は大腸癌発症リスクが低い可能性 (日経BP)

英国の大規模コホートを利用した前向き観察研究で、過敏性腸症候群(IBS)患者の癌の発症リスクは一般集団のリスクを上回るものではなく、大腸癌のリスクや癌特異的死亡の発生率はむしろ低いという結果が報告された。詳細は、The American Journal of Gastroenterology誌5月1日号に掲載された。 IBSの……

肝細胞癌に対する複合免疫療法を長期安全に行うには (日経BP)

切除不能な肝細胞癌の治療に、抗PD-L1抗体アテゾリズマブとベバシズマブの併用療法が導入され、実地臨床での有効性が確認される一方で、高度の蛋白尿や出血性合併症の管理など、臨床上の問題点も見えてきた。5月12日と13日に東京で開催された第58回日本肝癌研究会のパネルディスカッション「肝癌免疫療……

処方解析に「病態流れ図」を活用しよう (日経BP)

はじめまして。医師・薬剤師の津島太陽と申します。私は、この4月から研修医として岩手県内の病院に勤めています。医師になる前は薬局薬剤師として十数年勤務していました。 医学部入学後も薬局でパート勤務しながら、薬学生の実務実習や新人薬剤師の教育に携わってきたのですが、指導する中で、あると……

透析患者向け掻痒治療薬の国内第2相の結果 (日経BP)

新潟大学の成田一衛氏らは、血液透析を受けていて中等症から重症の皮膚掻痒症に悩まされている日本人患者を対象に、選択的κオピオイド受容体作動薬であるdifelikefalinを静注し、有効性と安全性に基づく最適用量を調べる第2相臨床試験を行い、掻痒症治療に推奨される用量は0.5μg/kgと報告した。結果……