多発性筋炎・皮膚筋炎 (日経BP)

わが国における多発性筋炎(PM)、皮膚筋炎(DM)患者数は、厚生労働省指定難病制度のもとに毎年提出される臨床個人調査票により発行される指定難病医療費受給者証の所持者数から推定できる。2009年は約1万7000人であったが、2017年度末では約2万人強に増加している。PMとDMとはほぼ同数で、男女比は1……

宇宙と地上、レーザー光で通信 筑波大発ベンチャーが世界初の商用化へ (SankeiBiz)

筑波大学発の宇宙ベンチャー企業、ワープスペース(茨城県つくば市)は31日、レーザーを用いた宇宙における光通信ネットワークサービスを、早ければ令和6年冬に始めると発表した。実現すれば、民間企業で世界初の商用化となる。防災や軍事・安全保障などさまざまな分野で活用が期待されており、将来は……

「司法判断注目すべき」泊原発訴訟で静岡県知事 (産経新聞)

静岡県の川勝平太知事(田中万紀撮影)北海道電力泊原発の運転差し止めを命じた札幌地裁判決を巡り、静岡県の川勝平太知事は31日、「原発の安全性を司法が判断したもので、注目すべきものと受け止めている」とのコメントを発表した。静岡県御前崎市の中部電力浜岡原発は平成23年、菅直人首相(当時)の……

関節リウマチ (日経BP)

関節リウマチ(RA)は、多発性の関節滑膜炎と関節破壊を主徴とする全身性自己免疫疾患である。患者の受診動機は「関節の痛み・腫れ、こわばり」が多い。わが国では0.6~1.0%の有病率と推定され、女性に多く(男女比 1:3~4)、20歳代から60歳代の就労可能年齢に多く発症するため、社会的生産性にも影……

全身性エリテマトーデス (日経BP)

全身性エリテマトーデス(SLE)は、15~40歳台の女性(妊娠可能年齢)に好発(男女比1:9)する代表的な全身性自己免疫疾患である。2017年度(平成29年度)における特定医療費受給者数は6万446人で10万人程度の国内患者数が推定されている。 SLEは、発熱、易疲労感といった全身症状に加え、皮膚・粘膜、……

「世界の侵略的外来種」カミキリ猛威、樹木が穴だらけに…昨年から全国に被害拡大 (読売新聞)

神戸市東灘区の六甲アイランドで猛威を振るう、外来種の昆虫「ツヤハダゴマダラカミキリ」について、市はこれまでに計約430本の樹木で食害を確認した。定着すれば生態系に深刻な影響を与える恐れがあり、市は駆除を進めるとともに、アプリを利用した市民参加型の生態調査に乗り出す。(大背戸将)ツヤ……

骨髄異形成症候群 (日経BP)

骨髄異形成症候群(MDS)は造血幹細胞レベルに発生した遺伝子変異による骨髄性腫瘍である。中高年者に好発し、発症は男性に多い。1993~2008年のがん登録データによると、わが国における診断年齢中央値は76歳であり、罹患率は人口10万人当たり男性3.8人、女性2.4人であるが、70歳を超えると急速に発症……

サルコイドーシス (日経BP)

サルコイドーシスは原因不明の全身性肉芽腫性疾患である。サルコイドーシスの疫学や病像は人種による違いが大きく、日本人症例では眼病変と心臓病変の頻度が高い一方、肺病変が重症化する症例は少ない。やや女性に多く、若年男性と中高年の女性にピークがある。この40、50年で疫学は変化しており、若年……

リンパ脈管筋腫症 (日経BP)

リンパ脈管筋腫症(LAM)は、妊娠可能年齢の女性に好発する慢性進行性全身性の稀少疾患である。肺の嚢胞壁、胸膜、細気管支、血管周囲など、体軸リンパ節などで平滑筋様細胞であるLAM細胞が増殖し、組織を障害する。肺では無数の嚢胞を形成し呼吸不全に至る。気胸が高頻度に認められ、リンパ管の破壊に……

慢性腎臓病 (日経BP)

わが国における腎疾患患者は年々増加傾向にあり、国民の死因の第8位を占め、2017年末では約33万人が透析療法を余儀なくされている。透析に至る3大原因疾患は糖尿病、慢性糸球体腎炎、腎硬化症であるが、糖尿病患者の増加、高齢化の進展を背景として糖尿病性腎症が第1位で推移し、また腎硬化症が増加し……