凛子 内科専攻医。内科初診外来を週1回担当中で、ちょっとした血液学的問題にしばしば頭を悩ませている。ちなみに、凛子の「りん」はリンパ球に由来している。
トラネキサム酸の現実―使い方まとめ(2) (日経BP)
前回、前々回に続く、トラネキサム酸シリーズの最終回です。3作目ということで、スター・ウォーズでいうところの『シスの復讐』ですね。先日、岡山大学病院の朝カンファレンスで、フルフェイスタイプの非侵襲的陽圧換気(NPPV)が話題になり、ダース・ベイダーの仮面はヘルメットタイプのNPPVであると……
高齢者の厳格降圧、利益ありは余命3年以上 (日経BP)
英国Liverpool大学のTao Chen氏らは、厳格な目標域の降圧治療を実施した臨床試験のデータを利用して、60歳以上の高血圧患者に対する降圧治療で主要心血管イベントの絶対リスク減少が意義あるレベルになるまでに要する期間を推定し、余命が3年を超える高齢者では有意義だが、1年未満の場合は降圧治療は……
32%が処方カスケード経験、総合診療科は50% (日経BP)
服用薬による有害反応が新たな症状と誤認され、それに対して新たな処方がされることで負の連鎖に陥る「処方カスケード」。この処方カスケードの経験がある医師は32%と多く、診療科別に見た経験率は総合診療科で最も高く約50%だった。日経メディカルが医師会員を対象に行った「処方カスケード・ポリフ……
初回治療前のコンパニオン診断が進行・再発非小細胞肺癌の未来を変える (日経BP)
肺癌の薬物療法においては、ドライバー遺伝子異常に対する分子標的薬が次々と開発されている。これに伴い、これらの薬剤を使用するために必要なコンパニオン診断も複雑化してきている。単一遺伝子検査では検査不能なドライバー遺伝子異常もあることから、ガイドラインでは可能な限りMultiplex検査を行……
「いつの間にか骨折」悪化と判断され慰謝料が減額?! (日経BP)
桃井かおりさんが出演する某製薬会社のテレビCMで有名になった「いつの間にか骨折」。分かりやすくてキャッチーな病名は、瞬く間に高齢患者さんの間に広がりました。もちろん、正式な傷病名ではありません。医学的には骨粗鬆症性脊椎圧迫骨折が正解です。この骨折が、交通事故診療で大きな問題になって……
かまれたら危ない動物って? 動物咬傷の対応 (日経BP)
動物咬傷は一般的にはイヌ咬傷が最も頻度が高く、次いでネコやヒトが多いとされています。その他には、ヘビやクマ、キツネ、アライグマなどの報告があり、季節や地域によって差があると思われます。環境省による全国調査がありますが、悉皆調査ではないので限界があり、真の発生率は定かではありません……
公衆衛生:COVID-19ワクチン忌避を克服するには (Nature Research)
Nature Japan 注目のハイライト 公衆衛生:COVID-19ワクチン忌避を克服するには Research Press Release 公衆衛生:COVID-19ワクチン忌避を克服するには Nature 2022年6月2日 Public health: Overcoming COVID-19 vaccine hesitancy チェコ共和国で、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)ワクチンに関……
材料科学:生体組織を模倣したセンサーを脳と腸に用いる (Nature Research)
Nature Japan 注目のハイライト 材料科学:生体組織を模倣したセンサーを脳と腸に用いる Research Press Release 材料科学:生体組織を模倣したセンサーを脳と腸に用いる Nature 2022年6月2日 Materials science: A tissue-like sensor for the brain and gut 脳と腸の両方で神経伝達物質分子をリアル……
量子コンピューティング:量子コンピューティングへの明るい展望を開くフォトニックプロセッサー (Nature Research)
Nature Japan 注目のハイライト 量子コンピューティング:量子コンピューティングへの明るい展望を開くフォトニックプロセッサー Research Press Release 量子コンピューティング:量子コンピューティングへの明るい展望を開くフォトニックプロセッサー Nature 2022年6月2日 Quantum computing: Photon……