バイオ薬CDMO、遺伝子薬 新たな領域に、カネカ・JSRが計画 ()

バイオ医薬品の開発・製造受託(CDMO)を手がける各社が、新たな成長領域として遺伝子治療薬に焦点を当てている。これまで抗体医薬を中心に展開しているカネカとJSRが参入を計画。先行するAGCは米国の工場で、富士フイルムは米英拠点で増強を進め、積極投資に乗り出している。製薬会社などが研究開発を……

日本ユピカ、再生原料用いた不飽和ポリエステル ()

日本ユピカは、再生原料を用いた不飽和ポリエステル樹脂を開発した。使用ずみの半導体洗浄液から回収したグリコールを用いてオルソ系の汎用樹脂として製造するもので、従来廃棄されていたものを原料に活用できるコスト競争力を強みに、輸入樹脂の対抗品として昨年から販売を開始した。住宅機材用途を中……

岡畑興産、アジア新展開、印アクリルアマイドなど ()

【大阪】岡畑興産(大阪市)は、インドからの化学品ソーシングおよび韓国における香粧品ビジネスの新規展開に乗り出す。長年にわたり協業関係にあるインドの化学企業、ブラックローズ(ムンバイ)からアクリルアマイド結晶品の総代理店を取得し日本、韓国、台湾での市場供給を開始した。結晶品は現在、……

王子HD、製紙以外の用途開拓に注力 ()

王子ホールディングス(HD)が木材の用途開拓を進めている。紙になる前のパルプ(セルロース)をブドウ糖に分解してバイオマスプラスチックを製造する実証実験が進むほか、パルプ生産時の残余物であるヘミセルロースを心疾患向けの抗凝固剤として医療分野に応用する子会社を立ち上げた。バイオマスプラ……

東京理科大学、GMP教育体制を整備 ()

東京理科大学は、医薬品製造管理者や品質保証(QA)担当者の育成・教育を進める。「GMP教育訓練コース」を置き、レベル向上につながる場を用意する。昨年8月の改正GMP省令施行で、より医薬品製造管理者の責任は重くなっている。また、ジェネリック医薬品(後発薬)を中心に製造・品質不正問題が続くな……

住化、半導体・電池材料などに1600億円集中投資 ()

住友化学は半導体や電池向け高機能材料に戦略投資を集める。今年度から始めた3カ年の新中期経営計画で約1600億円を投じる。次世代半導体の窒化ガリウム(GaN)基板の本格量産を2024年度に開始するほか、車載電池用耐熱セパレータの生産能力は韓国拠点で27年度をめどに10億平方メートル以上と現状比2・5……

上村工業、パラジウム使用大幅削減、代替メッキ技術 ()

上村工業は、表面処理に使われるパラジウム代替技術を開発した。無電解メッキの触媒となるパラジウムを吸着させる処理液「アクチベーター」浴中のパラジウム濃度の75%低減を実現した。パラジウムは、世界産出量の4割をロシアが占めることに加え、主要用途である自動車排ガス浄化用触媒では代替が難し……

理研などコロナ新装置、シスメックスと事業化へ ()

理化学研究所(理研)、東京大学、京都大学、東京医科歯科大学、自治医科大学の研究グループは新型コロナウイルス由来のウイルスRNAを1分子レベルで識別、迅速に高感度で感染を判定する全自動感染症診断装置「opn-SATORI」を開発した。検出感度は1・4コピー/マイクロリットルと現行のPCR検査法と同等……

第1部 広がる医療応用/3 「心の病」も可視化 診断補助システム、近く承認申請 新たな治療に可能性 (毎日新聞)

脳と機械をつないで連動させる「ブレーン・マシン・インターフェース」(BMI)が、精神医療の分野で新たな道を切り開こうとしている。脳科学者らが開発した「うつ病の診断補助システム」は、脳内の撮影画像の分析により「心の病」を「脳の状態の異常」として捉えることを目指している。問診が中心だっ……

わかる・つかえる・レベルアップ 賢者の利尿薬 (日経BP)

わかる・つかえる・レベルアップ 賢者の利尿薬 杉本俊郎(著) 3960円(税込)/2022年7月発行 (株)南山堂 TEL03-5689-7850 近年、心不全患者数が大幅に増えている。心不全パンデミックという言葉が表すように、心不全患者への適切な対処が喫緊の課題となっている。そのような背景から、本書は著者の……