フィネレノンの腎保護効果にHbA1cやインスリン使用は影響せず (日経BP)

新規の選択的非ステロイド性ミネラルコルチコイド受容体(MR)拮抗薬のフィネレノンは、2型糖尿病を合併する慢性腎臓病(CKD)患者で、腎臓および心血管アウトカムのリスクを低下させることが報告されている。今回の二次解析では、ベースラインでのHbA1cやインスリン使用の有無が、フィネレノンのベネ……

医療機器のアップデートやデータバックアップ体制などを立ち入り検査で確認へ (日経BP)

厚生労働省の健康・医療・介護情報利活用検討会「医療等情報利活用ワーキンググループ」は2022年5月27日、医療機関におけるサイバーセキュリティー対策の方針を明らかにした。「平時の予防対応」「インシデント発生後の初動対応」「日常診療を取り戻すための復旧対応」──の3つの視点で対策を進める。…

地方の臨床研修病院の初期研修で得られたこと (日経BP)

著者の奥村尚稔氏 皆さん、初めまして、福知山市民病院(京都府)総合内科の奥村尚稔と申します。今回、初期研修医2年次にレジデントチャンピオンシップの本戦に参加できたことで、このような執筆機会をいただきました。私は地域の臨床研修病院で初期研修をしたので、「地方の病院における臨床研修はど……

追いかけてもつかめない幻覚、近づくほど見えない妄想 (日経BP)

前回まで、統合失調症がどんな疾患で、精神科においていかに重要か、どれほど多いかを説明しました。今回はその症状を深掘りすることで、よりしっかりと全体像をつかんでいきましょう。多彩な症状が出現する統合失調症ですが、まずは大ざっぱに、2つに分けると理解しやすくなります。それが陽性症状と……

難治性の慢性骨髄性白血病に対する新たなチロシンキナーゼ阻害薬 (日経BP)

2022年5月25日、抗悪性腫瘍薬のアシミニブ塩酸塩(商品名セムブリックス錠20mg、同錠40mg)が薬価収載と同時に発売された。同薬は、3月28日に製造販売が承認されていた。適応は「前治療薬に抵抗性または不耐容の慢性骨髄性白血病」、用法用量は「1回40mgを1日2回、空腹時に経口投与する。なお、患者の……

日医がサイバーセキュリティ支援制度を創設 (日経BP)

日本医師会は、医療機関におけるサイバーセキュリティー対策の一助として、2022年6月1日から「日本医師会サイバーセキュリティ支援制度」の運用を開始した。日医のA1会員(病院・診療所の開設者、管理者およびそれに準ずる会員)を対象に、サイバーセキュリティーに関する相談窓口を設置し、医療機関が……

60歳代男性。腹部不快感が持続 (日経BP)

Cadetto.jpの医師会員の皆様に、『日経メディカル』読者に高い評価を得た「日経メディクイズ」を厳選して紹介します。今回のクイズは『日経メディカル』2015年2月号に掲載された腹部X線のクイズです。 患者は60歳代の男性。2年前に皮膚科で菌状息肉症と診断され、治療を受けていました。2~3週間前から……

「感染症が改善している」という判断基準は? (日経BP)

長崎医療センターの指導医である永井友基氏や仲間の医師、その医師らが教える研修医たちを中心にリモートで定期開催されている「みんほす!(みんなで楽しくHospitalistになろう勉強会)」の模様をお届けします。テーマは感染症で、本レクチャーの対象は初期研修医です。記事末尾に本勉強会の紹介もし……