熊本大の谷時雄教授=熊本市中央区の同大 [PR] いい匂いだな――。 熊本大学理学部の谷時雄教授(64)は10年ほど前、夜中も動かしていたはずの実験装置が故障で止まっているのを見つけた。泡立ってしまった容器のふたを取った時に立った香りに、「酒好き」の勘が働いた。「これ、飲みたいな」 容器の中……
「まるで現代の錬金術」京大が開発した貴金属8元素合金がもたらす意味。材料開発新時代へ
京都大学大学院理学研究科の北川宏教授と、合成した合金のイメージ。 画像:取材時のスクリーンショットを撮影、京都大学 人類が合金を利用し始めてから5000年、歴史上初めて貴金属8元素を原子レベルで混合する事に成功。水素を発生させる触媒としての性能が、市販の白金触媒の10倍以上に。現代社会が抱える問題を解決す…
リフィル対応しない方針の医療機関に厳しい目 (日経BP)
財政制度等審議会財政制度分科会が2022年4月13日に開催され、社会保障等について議論が交わされた。この日の分科会に提出した資料において財務省は、2022年度診療報酬改定で導入されたばかりのリフィル処方箋について言及。患者・国民目線からその積極的活用が図られるべきとし、22年度改定で見込まれ……
リフィル普及に向けて思い出す代替調剤の歴史 (日経BP)
前回、私の薬局ではリフィル処方箋をまだ1枚も受け付けていないと書きました。その後も状況は変わらないのですが、もしかしたらリフィル処方箋であることを見逃してしまっているかもしれない、と、ふとしたときに不安に駆られることがあります。処方欄の左下に小さく追加された「リフィル可」の部分を……
コロナ後遺症が変えた慢性病のとらえ? (日経サイエンス)
パンデミックが始まって2年になるが,コロナ後遺症はいまだにその最大の脅威のひとつであり続けている。初期の推定値によると,国を問わず,ワクチンを接種しないまま感染した人の10~50 %が後遺症を発症していると考えられる。感染してもワクチンを接種していれば後遺症の発症リスクが最大で50%減る……
変異株を追跡 暴かれたオミクロン株の正体 (日経サイエンス)
新型コロナウイルスの変異株オミクロンは,人類史上で最も急速に広まったウイルスだろう。突出した感染力で知られる麻疹ウイルスの場合,1人の感染者から12日間で15人に広がる。だが,去る冬に爆発的に広がったオミクロン株は人から人へさらに急速にうつり,1人の患者から4日間で6人,8日間で36人,12……
ついに始まったmRNA医薬の時代 (日経サイエンス)
わずか17年で,mRNA(メッセンジャーRNA)医薬は概念実証の段階から世界を救うものへと発展を遂げた。ファイザー・ビオンテック製およびモデルナ製のCOVID-19ワクチンは,何億人もの人々に投与され,数え切れないほどの命を救っている。 2005年にカリコー(Katalin Karik〓)と私は,動物の組織に注入……
植物コラムを連載22年、88歳元教師に感謝状 「研究続けたい」 (朝日新聞)
植物標本を手にする小林さん=ときがわ町役場 [PR] 旧都幾川村の時代から数えて22年間、埼玉県ときがわ町の広報紙で連載が続いたコラムが、先月号で終わった。テーマは地元の植物。通算264回を執筆した元教師の小林一公(かずひと)さん(88)に今月、町から感謝状が贈られた。 小林さんが植物に関心を……
nab-パクリタキセルの限定出荷は6月に解除の予定、製造を再開 (日経BP)
大鵬薬品工業は4月19日、膵癌や胃癌などで使われている抗癌薬nab-パクリタキセルについて、現在実施している限定出荷を6月に解除する予定であると発表した。同薬の製造を行っている米国 Bristol Myers Squibb社の子会社である ABRAXIS BIOSCIENCE社の製造拠点の製造工程に関する定期的な検証における再……
立つレッサーパンダ「風太」19歳、体調崩しお休み 千葉市動物公園 (産経新聞)
千葉市動物公園が、愛らしい立ち姿で人気を博したレッサーパンダ「風太」の展示を、体調不良のため17日から休止している。食欲が落ちえさを残すことが多くなったという。7月には19歳と高齢で、園の担当者は「このまま食べない日が続くようだと心配…」と気遣っている。風太は堂々とした立ち姿がマスメ……