研究不正など研究者の「事件」をまとめたウェブサイト「白楽の研究者倫理」の掲載記事数が3月16日に計1000本となった。サイトは海外の研究者による不正事例を中心に掲載している。なぜ研究不正は減らないのか。運営者の白楽ロックビルさん(75)=林正男・お茶の水女子大名誉教授=に聞いた。 「研究界……
その腱板断裂、ホントに交通事故の後遺症? (日経BP)
写真1 左肩関節MRI像 広範な陳旧性腱板断裂および骨頭の上方化を認めます。 突然ですが、腱板断裂って難しいですよね。鏡視下腱板修復術(ARCR)、腱板疎部損傷、脂肪変性……。なんだ、そりゃ? 腱板断裂の理解を難しくしている原因は、肩関節の構成体が多岐にわたることにありそうです。SLAP(上方関……
スタチン使用は結腸癌の生存率を有意に改善する (日経BP)
スウェーデン・エレブルー大学のArvid Pourlotfi氏らは、根治目的の待機的結腸癌切除術を受けた患者の生存率を検討し、手術時にスタチン療法を継続していた患者の方が総死亡率、癌特異的死亡率共に有意に低かったと報告した。今回の研究は、腫瘍学的、外科学的に異なる結腸癌と直腸癌を区別した点、全……
原因不明のショックでは小児COVID-19関連多系統炎症性症候群を鑑別に (日経BP)
獨協医科大学埼玉医療センターの松原知代氏 小児における新型コロナウイルス感染症(COVID-19)患者の多くは無症状または軽症であることが知られているが、中には川崎病様症状を呈する小児多系統炎症性症候群を続発する症例も報告されている。第125回日本小児科学会学術集会(会期:4月15~17日、福島……
好評の子ども向けイベント、初回は思わぬ落とし穴も (日経BP)
小倉記念病院の松本です。前回に続き、地域の事業者との“協業”について、当院の取り組みを紹介したいと思います(前回記事:地元スポーツクラブとのコラボは「win-win-win」)。 地域社会貢献の一環として、子どもたちに職業体験をさせるイベントってよくありますよね。独自に自院で開催する医療機関……
論文執筆で残業代が出るの? (日経BP)
2022年2月、岐阜市民病院で医師たちへの残業代の未払いが発覚し、追加支給が決まったというニュースがありました。「論文執筆や学会の準備などで行った時間外労働の手当がきちんと支払われていなかった」とのこと。これには最初、かなりの衝撃を受けました。なぜなら、そもそも論文執筆や学会発表の準……
83歳男性、TAFRO症候群を鑑別に挙げられますか? (日経BP)
エキスパートの診断プロセスを体感するコーナーにようこそ。今回は、83歳男性で、第1病日に全身倦怠感、食思不振、意欲低下を自覚し、かかりつけ医で血小板減少や腎機能障害を指摘された症例です。第11病日に症状や血小板減少が急速に増悪し、前医紹介となり入院。第18病日に病状が病態がさらに進行し……
「○○したくない患者」をどうする!? (日経BP)
先日Twitterで、「開業したから分かる苦労」みたいなつぶやきが話題になっていました。外来に話が結構通じにくい人が来るんだけど、病院にはそういう人があまり来なかったので、開業医でしっかり対応して病院に来ずに済んでいたのかなぁ、みたいな内容でした。 僕はそこまで共感はできませんでした。救……
COVID-19パンデミックで日本の自殺率が増加 (日経BP)
横浜市立大学附属病院の堀田信之氏らは、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)パンデミックが日本の自殺者数に与えた影響を検討するために、2009年1月から2021年9月までのわが国の人口動態統計と死亡統計を調べ、2020年7月以降のパンデミック期間に従来のトレンドから予測される値を上回る自殺者が観……
翼竜の羽毛はカラフルだった、ベルギーなど国際チーム論文…色や模様をアピールか (読売新聞)
恐竜の時代に空を飛んでいた「翼竜」は、色のついた羽毛で姿を目立たせていたとする研究成果をベルギーやブラジルなどの国際チームがまとめた。羽毛は空を飛べない恐竜にもあり、飛行のためより、色や模様をアピールするために羽毛が進化した可能性があるという。論文は21日、科学誌「ネイチャー」に掲……