雨の初日、ロバンペラが1分強の貯金を作る。勝田貴元は7番手/WRC第3戦クロアチア

 4月22日、WRC世界ラリー選手権第3戦クロアチアの競技がスタート。ラリー初日のデイ1はSS1~SS8が行われ、TOYOTA GAZOO Racing WRTのカッレ・ロバンペラ(トヨタGRヤリス・ラリー1)が、6本のステージでベストタイムを記録する快走で総合トップに立っている。日本人WRCドライバーの勝田貴元(トヨタGRヤリス・ラリー1/TOYOTA GAZOO Racingネクストジェネレーション)は総合7番手につけた。

 WRC初開催となった昨年に続き、今季もシリーズカレンダー入りを果たしたクロアチア・ラリー。首都ザグレブを中心に行われる同イベントは、2022年シーズン最初のフル・ターマック(舗装路)ラリーだ。

WRCクロアチア開幕。ロバンペラがシェイクダウンで最速タイム、0.1秒差でヌービルが続く

 WRC世界ラリー選手権第3戦クロアチアが開幕した。イベント初日となった4月21日は競技前の最終チェックの場となるシェイクダウンが行われ、TOYOTA GAZOO Racing WRTのカッレ・ロバンペラ(トヨタGRヤリス・ラリー1)がベストタイムを記録した。

 2月下旬に行われた第2戦スウェーデンから約2カ月のブレイクを挟み、今週末に開催される『クロアチア・ラリー』は、今シーズン最初のフルターマック(舗装路)ラリーだ。

前年2位のエバンス「今年も力強い走りができると思う」/2022WRC第3戦クロアチア 事前コメント

 第2戦スウェーデンから約2カ月という長いインターバルを置いて、WRC世界ラリー選手権第3戦クロアチアが4月21~24日に行われる。今シーズン最初のフルターマック(舗装路)ラリーの開催に先立ち、最高峰クラスを戦うMスポーツ・フォード、ヒョデ(旧ヒュンダイ)、トヨタの各陣営から今戦『クロアチア・ラリー』に出場するドライバーたちのコメントが発表されている。

 WRCイベントとして初開催された2021年に続き、今季もカレンダー入りを果たしたクロアチア・ラウンド。全ステージがアスファルトで舗装されたコースで争われる同ラリーの特徴は、流れるようなコーナーが続くハイスピードなステージ、ツイスティで道幅の狭いステージ、路面がダーティな農道など、さまざまな道が組み合わされる点にある。また、昨年のイベントではコーナーのインカット走行により泥や砂利が路面に掻き出され、ステージを再走する際は非常に滑りやすいコンディションとなった。

トヨタ、WRCクロアチアで今季2勝目を狙う「GRヤリスの開発を進めることができた」とラトバラ

 WRC世界ラリー選手権に参戦しているTOYOTA GAZOO Racing WRTは4月21~24日、クロアチアで開催される2022年シーズン第3戦『クロアチア・ラリー』で、トヨタGRヤリス・ラリー1による今季2勝目を目指す。

 チームは約2カ月ぶりに再開される、シーズンの第3ラウンドとなる今戦に計3台のGRヤリス・ラリー1を投入。エルフィン・エバンス/スコット・マーティン組と前戦スウェーデンを制しランキングトップに立ったカッレ・ロバンペラ/ヨンネ・ハルットゥネン組、そして第2戦で3位表彰台を獲得したエサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム組の3組が引き続きラリーを戦っていく。