1年ぶり優勝のタナク「ハードワークは報われるということを示せた」/WRC第5戦 デイ4後コメント

 6月5日、WRC世界ラリー選手権第5戦イタリアの競技最終日となったデイ4は、SS18からSS21まで計4本のSSが行われ、前日に総合首位に立ったヒョンデ・シェル・モビスWRTのオット・タナク(ヒョンデi20 Nラリー1)が優勝。ヒョンデに2022年シーズン初勝利を届けた。そんな『ラリー・イタリア・サルディニア』の全日程を終えた各チームから、ラリーを戦い終えたドライバーたちのコメントが届いている。

■Mスポーツ・フォードWRT

トヨタ、過酷なグラベルラリーでロバンペラが5位入賞。選手権のリードを拡げる/WRC第5戦イタリア

 6月5日、2022シーズンのWRC世界ラリー選手権第5戦『ラリー・イタリア・サルディニア』の最終日デイ4がサルディニア島北部で行われ、TOYOTA GAZOO Racing WRTは、カッレ・ロバンペラ/ヨンネ・ハルットゥネン組(トヨタGRヤリス・ラリー1)が総合5位でフィニッシュしてドライバー選手権首位の座を守るとともに、選手権2位のライバルに対するリードを拡げた。

 前日までにデイリタイアとなったチームメイトのエルフィン・エバンス/スコット・マーティン組(トヨタGRヤリス・ラリー1)は総合40位、エサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム組(トヨタGRヤリス・ラリー1)は総合44位でラリーを終えた一方、サテライトチームのTOYOTA GAZOO Racing WRTネクストジェネレーションから参戦した勝田貴元/アーロン・ジョンストン組は、ロバンペラに次ぐ総合6位入賞を果たしている。

トヨタ受難の1日。ラッピとエバンスがデイリタイアも、ロバンペラが5番手に浮上/WRC第5戦 デイ3

 6月4日(土)、WRC世界ラリー選手権第5戦イタリアのデイ3が、サルディニア島北部で行われ、TOYOTA GAZOO Racing WRTは前日8番手だったカッレ・ロバンペラ/ヨンネ・ハルットゥネン組(トヨタGRヤリス・ラリー1)が同5番手に順位を上げた。

 一方、デイ2で首位に立ったエサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム組(トヨタGRヤリス・ラリー1)はアクシデントによりデイリタイアに。エルフィン・エバンス/スコット・マーティン組(トヨタGRヤリス・ラリー1)もサスペンションにダメージを負ったことで、2日連続のデイリタイアとなっている。

トップ走行中にクラッシュ「飛ばしていたわけではなかった」とラッピ/WRC第5戦 デイ3後コメント

 6月4日、WRC世界ラリー選手権第5戦イタリアは競技3日目に突入。土曜日のデイ3はSS10~17が行われ、ヒョンデ・シェル・モビスWRTのオット・タナク(ヒョンデi20 Nラリー1)が総合首位に立った。日本人WRCドライバーの勝田貴元(トヨタGRヤリス・ラリー1)は前日の総合7番手から同6番手へと順位をひとつ上げている。そんなデイ3後のドライバーコメントが各陣営から発表されている。

■Mスポーツ・フォードWRT

トヨタで今季3戦目のラッピ、デイ2を終えて首位浮上。エバンスは無念のリタイア/WRC第5戦イタリア

 6月3日、2022年シーズンのWRC世界ラリー選手権第5戦イタリアの競技2日目デイ2が、イタリアのサルディニア島北部で行われ、TOYOTA GAZOO Racing WRTはエサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム組(トヨタGRヤリス・ラリー1)が総合首位に浮上した。

 チームメイトのカッレ・ロバンペラ/ヨンネ・ハルットゥネン組(トヨタGRヤリス・ラリー1)は総合8番手、エルフィン・エバンス/スコット・マーティン組(トヨタGRヤリス・ラリー1)は序盤に首位に立ったが、メカニカルトラブルによりデイリタイアとなった。サテライトチームのTGR WRTネクストジェネレーションから参戦している勝田貴元(トヨタGRヤリス・ラリー1)は総合7番手だ。

首位からデイリタイア。エバンス「こんなにも早く終わってしまうとは…」/WRC第5戦 デイ2後コメント

 イタリア、サルディニア島を舞台に開催されているWRC世界ラリー選手権第5戦ラリー・イタリア・サルディニア。6月3日(金)はデイ2のSS2~7が行われ、TOYOTA GAZOO Racing WRTのエサペッカ・ラッピ(トヨタGRヤリス・ラリー1)が、2番手オット・タナク(ヒョンデi20 Nラリー1)と僅差ながら総合トップに立った。そんな競技2日目を終えた各陣営からドライバーコメントが発表されている。

■Mスポーツ・フォードWRT

トヨタ、初日のラリーで4台のGRヤリス・ラリー1が総合2~5番手を占める/WRC第5戦イタリア

 6月2日、2022年シーズンのWRC世界ラリー選手権第5戦イタリアが、同国サルディニア島で開幕した。初日のデイ1は島北東部のオルビアでスーパーSSが1本行われ、TOYOTA GAZOO Racing WRTはエルフィン・エバンス/スコット・マーティン組が総合3番手につけた。

 また、チームメイトのカッレ・ロバンペラ/ヨンネ・ハルットゥネン組は総合4番手、エサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム組もトップ5に入ったほか、TOYOTA GAZOO Racing WRTネクストジェネレーションから参戦中の勝田貴元/アーロン・ジョンストン組はトップから0.5秒差の総合2番手の好位置につけている。

2戦ぶり復帰のラッピ「出走順もいいので表彰台を目指す」/2022WRC第5戦イタリア 事前コメント

 WRC世界ラリー選手権の2022年シーズンにおける最初のグラベル(未舗装路)ラリーとなった第4戦ポルトガルから1週間のインターバルを挟み、6月2日から5日にかけて、今季第5戦イタリアが地中海に浮かぶサルディニア島で開催される。この『ラリー・イタリア・サルディニア』の開幕に先立ち、最高峰クラスに参戦しているMスポーツ・フォードとヒョンデ(旧ヒュンダイ)、そしてトヨタの計3チームからドライバーたちの事前コメントが発表されている。

■Mスポーツ・フォードWRT

トヨタ、怒涛の4連勝なるか。WRC次戦イタリアは「ポルトガル以上に不利な条件になるはず」

 WRC世界ラリー選手権に参戦しているTOYOTA GAZOO Racing WRTは、6月2日から5日にかけてイタリア、サルディニア島を舞台に争われる今季第5戦イタリアに、エルフィン・エバンス/スコット・マーティン組、カッレ・ロバンペラ/ヨンネ・ハルットゥネン組、エサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム組の計3台のトヨタGRヤリス・ラリー1で参戦する。

 また、サテライトチームであるTOYOTA GAZOO Racing WRTネクストジェネレーションからは、選手権3番手につけている勝田貴元/アーロン・ジョンストン組が引き続き、トヨタGRヤリス・ラリー1で出場する予定だ。

開幕4戦3勝、“神童”と呼ばれたカッレ・ロバンペラは王者になれるか【WRC Topic】

 WRC世界ラリー選手権の2022年開幕戦モンテカルロこそ4位に終わったが、その後第4戦ポルトガルまで3連勝。WRC関係者の中には、早くもトヨタのカッレ・ロバンペラ(トヨタGRヤリス・ラリー1)が今季ワールドチャンピオンになるだろうと確信する者が多いが、その根拠とは?

 まず最初に、あらゆる路面で勝てることが証明された。第2戦スウェーデンはスノー、第3戦クロアチアはターマック(舗装路)、そして直近の第4戦ポルトガルはグラベル(未舗装路)。ロバンペラはそのすべてで優勝し、3戦で合計22回のステージ優勝を決めた。それは実施された全57ステージの約39%にあたる。