7月開催EuroRX第2戦にオリバー・ソルベルグが参戦へ。改良版i20 RXスーパーカーをドライブ

 7月にスウェーデンの“聖地”ホーリエスで開幕を迎えるWorldRX世界ラリークロス選手権と、その併催イベントとしてシーズン第2戦を予定するEuroRX1クラスに向け、WRC世界ラリー選手権ドライバーのオリバー・ソルベルグが自身約2年ぶりのラリークロス参戦を表明。2018年にRallyXノルディックでタイトルを獲得した20歳の精鋭が、強豪ヘドストロム・モータースポーツの招きを受け、父ペターの運営するPSRXによる技術改修も施された『ヒョンデi20 RXスーパーカー』のステアリングを握る。

 WRCとWorldRXの双方でワールドチャンピオンを獲得した父ペターより、ドライビングの英才教育を受けてきたオリバーは、2年前には同トラックで父のドライブした『シトロエンDS3 RXスーパーカー』のステアリングを握り、WorldRX4冠のヨハン・クリストファーソンやロビン・ラーションらを相手に3位表彰台を獲得するなど、早くからその非凡な才能を披露してきた。

新リバリーはブラック基調。ソルベルグ、WRC第4戦ポルトガル参戦車のカラーリングを公開

 ヒョンデ・モータースポーツのワークスドライバーであるオリバー・ソルベルグは5月15日、自身のTwitter(@OliverSolberg01)を更新し、WRC世界ラリー選手権第4戦ポルトガルでステアリングを握る愛車の新カラーリングを初公開した。

 2022年シーズン、ヒョンデ(旧ヒュンダイ)の育成ドライバーからワークスドライバーに昇格したソルベルグ。彼は今季の開幕3戦を新車の『ヒョンデi20 Nラリー1』で戦ってきたが、今週末の5月19~22日に開催されるポルトガルではトップカテゴリーには出場しない。

再戦決定のローブとオジエ、ともにWRCポルトガルに向けたグラベルテストを完了【SNSまとめ】

 5月19日から22日にかけて開催されるWRC世界ラリー選手権第4戦ポルトガルに向けて、TOYOTA GAZOO Racing WRTとMスポーツ・フォードWRTがプレイベントテストを実施したことを発表。両チームが次戦『ラリー・ポルトガル』のラインアップに加えた“ふたりのセバスチャン”こと、元9冠王者で開幕戦ウイナーのセバスチャン・ローブと、昨シーズンを含めて8度のチャンピオンに輝いたセバスチャン・オジエも、それぞれの陣営のラリー1カーでグラベル(未舗装路)テストを終えている。ここではその様子を伝えるSNSの投稿を紹介する。

■ファフェを封鎖してテスト実施

パンクでタイム失い「少し難しい状況になった」とロバンペラ/WRC第3戦クロアチア デイ2後コメント

 WRC世界ラリー選手権第3戦クロアチアは4月23日、競技2日目に入りデイ2のSS9~16が行われた。前日のデイ1で後続を1分以上引き離してみせたカッレ・ロバンペラ(トヨタGRヤリス・ラリー1)が依然としてラリーをリードしているが、総合2番手につけるオット・タナク(ヒョンデ[旧ヒュンダイ]i20 Nラリー1)の猛チャージにより、その差は19.9秒に縮まっている。そんなデイ2の走行を終えた各陣営からドライバーコメントが発表された。

■Mスポーツ・フォードWRT

SS1でクラッシュのラッピ「自分の愚かなミスが腹立たしい」WRC第3戦クロアチア デイ1後コメント

 4月22日、WRC世界ラリー選手権第3戦クロアチアの競技がスタート。ラリー初日のデイ1はSS1~SS8が行われ、TOYOTA GAZOO Racing WRTのカッレ・ロバンペラ(トヨタGRヤリス・ラリー1)が、6本のステージでベストタイムを記録する快走で総合トップに立っている。そんなデイ1の戦いを終えたトヨタ、ヒョンデ(旧ヒュンダイ)、Mスポーツ・フォードのドライバーによる初日のコメントを紹介する。

■Mスポーツ・フォードWRT

前年2位のエバンス「今年も力強い走りができると思う」/2022WRC第3戦クロアチア 事前コメント

 第2戦スウェーデンから約2カ月という長いインターバルを置いて、WRC世界ラリー選手権第3戦クロアチアが4月21~24日に行われる。今シーズン最初のフルターマック(舗装路)ラリーの開催に先立ち、最高峰クラスを戦うMスポーツ・フォード、ヒョデ(旧ヒュンダイ)、トヨタの各陣営から今戦『クロアチア・ラリー』に出場するドライバーたちのコメントが発表されている。

 WRCイベントとして初開催された2021年に続き、今季もカレンダー入りを果たしたクロアチア・ラウンド。全ステージがアスファルトで舗装されたコースで争われる同ラリーの特徴は、流れるようなコーナーが続くハイスピードなステージ、ツイスティで道幅の狭いステージ、路面がダーティな農道など、さまざまな道が組み合わされる点にある。また、昨年のイベントではコーナーのインカット走行により泥や砂利が路面に掻き出され、ステージを再走する際は非常に滑りやすいコンディションとなった。