ギリシャ系船主セーフバルカーズは5月31日、8万2500重量トン型(82型)カムサマックスバルカー2隻を中国造船所に発注したと発表した。1番船が2024年8月、2番船が25年1月に竣工予定。今回の契約により、セーフバルカーズの新造発注残は10隻に拡大した。新造船2隻は、25年以降の契約船に適用される新造船……
韓国、トラック労組 7日スト。港湾物流に影響か ()
現地報道によると、韓国のトラック運転手の労働組合「民主労総公共運輸労組貨物連帯」(貨物連帯)が7日、全面ストライキ(集団運送拒否)に突入する。貨物連帯は燃料価格の高騰などを背景に運賃引き上げを求めており、ストによる港湾物流への影響が懸念されている。貨物連帯は、昨年も運賃収受の規則……
【総会】下関港湾協会、安定した運航で存在感強まる ()
下関港湾協会(会長=入谷一成・関光汽船社長、写真)は5月30日、山口県下関市内で総会を開き、2021年度の事業報告と22年度の予算案を審議し、理事会で承認した。総会では同港でのコンテナなどの新規集荷、新規航路の誘致、長洲出島の利活用と国際クルーズ船拠点港形成について討論した。今回は3年ぶり……
【ニュース深読み/港湾】コンテナ港の効率ランキング、中東港湾が上位占める ()
デスク 世界銀行とS&Pグローバル・マーケット・インテリジェンスがこのほど、「コンテナポートパフォーマンスインデックス(CPPI)2021」を公表した。まずどういった指標か教えてほしい。A CPPIは、本船がヤードに着岸してから離岸するまでの所要時間などを基にコンテナターミナル(CT)のパフォーマン……
伊藤大貴の「ソーシャルX」 (日経BP)
解決したい社会課題が目の前に山積していても、解決手段がどこにあるのか分からない行政と、解決手段は持っていても、どのような社会課題があるのかが分からない企業――。両者はまさにコインの裏と表の関係と言っていい。悩んでいるポイントは同じだ。問題は行政と企業の出合い方にある。官民共創の現……
海外船社、再売船の動き。日本船主対象、PO行使後 ()
一部の海外船社やギリシャ船主の中にPO(パーチェスオプション=船舶買い取り選択権)行使後、別の船主に再び保有船を売却する動きが出ている。好調なドライ市況を背景に、「勝ち組」の海外勢は日本船主を対象に低金利の日本の金融を利用してPO行使後の船舶の再売船を進める。海外船社やギリシャ船主は……
ヤマト運輸、構造改革を推進。アカウント営業強化、M&Aも検討 ()
ヤマト運輸の長尾裕社長らは3日、東京都内で記者懇談会を開き、2021―23年度中期経営計画の進捗(しんちょく)などを説明した。同社はEC(電子商取引)の成長、法人顧客比率の拡大などの環境変化に合わせて構造改革を進めている。組織とネットワークを再構築し、法人向けのアカウントマネジメントを推……
東京建物など、博多港に大型倉庫。15万平方メートル、24年1月竣工 ()
東京建物、東急不動産、西日本新聞社、丸紅は1日、博多港(福岡市)の人工島「アイランドシティ」にマルチテナント型(複数企業向け)物流施設「T―LOGI福岡アイランドシティ」(仮称、延べ床面積約14万7000平方メートル)を建設すると発表した。7月に着工、2024年1月の施設竣工を目指す。新施設は博多……
北九州港、トライアル補助制度創設。コンテナ貨物、最大50万円 ()
北九州市港湾空港局はこのほど、2022年度の北九州港コンテナ貨物補助制度の概要を公表した。門司、ひびき両コンテナターミナル(CT)で一定の要件を満たすコンテナを対象とする従前の貨物補助制度を継続するほか、今年度から新たにトライアル貨物補助制度を創設。同制度では、一定の要件下で北九州港を……
米西岸港湾労使交渉、1日再開。10日間中断も進捗なし ()
米国西岸港湾の労働協約更改交渉が、10日間の中断期間を経て1日から再開した模様だ。米誌ジャーナルオブコマース電子版が伝えた。労使交渉を巡っては、5月10日からスタートしたものの、西岸港湾の労働組合であるILWUが5月下旬に使用者側団体のPMA(太平洋海事協会)に対し、中断を要請していた経緯があ……