住友化学、電池部材、24年度売上高1000億円突破へ ()

住友化学は2024年度、電池部材事業で売上収益1000億円の突破を狙う。電気自動車(EV)向けを中心にリチウムイオン2次電池(LiB)の世界的な需要拡大が予想されるなか、安定的な供給体制の構築で拡販につなげる。LiB用絶縁膜(セパレーター)では研究段階で現状比3~4倍を実現したアラミドの塗工速度を……

奥野製薬、性能高めた硫酸銅メッキ添加剤を開発 ()

【大阪】奥野製薬工業(大阪市中央区、奥野和義社長)は、従来品に比べ、ビアフィリング性能を大きく向上させたロールtoロール装置対応硫酸銅メッキ添加剤を開発した。同剤は水平型ロールtoロール装置でフレキシブル回路基板にビアフィリングメッキを行う際に用いる。微弱電流印加による銅酸化物の形成……

アンコール・アン、化粧品向けサステナ素材提案強化 ()

化粧品や食品原料を扱うアンコール・アン(東京都中央区)は、SDGs(持続可能な開発目標)のニーズに合致する独自素材の提案を強化する。アルガンの実から採取したオイルはフェアトレード認定品である点が評価されて採用が拡大。また、クスノキ科植物から得た蒸留水は間伐材を使用するアップサイクル(……

iPS細胞で“椎間板”の機能が再生 ラットの実験で成功 (NHK)

傷ついたラットの椎間板にiPS細胞から作製した細胞を移植することで、機能を再生させる実験に成功したと、京都大学などのグループが発表しました。ヒトの腰痛の新たな治療法開発につながる技術として注目されています。 続きを読む これは、京都大学iPS細胞研究所の妻木範行教授や大阪大学などのグルー……

日本電子、測定装置の「YOKOGUSHI」強化 ()

日本電子は、測定装置などの水平連携を行う「YOKOGUSHI」(よこぐし)を拡張する。より詳細な測定やデータ解析の高度化、品質管理での活用などさまざまな課題に対応。複数の装置・サービスを組み合わせるアプローチを提案する。装置レンタルなどのサービス間、企業間の連携も合わせ、ソリューションの……

パナエコ、国内外で次亜塩素酸の空質空調普及へ ()

パナソニック エコシステムズ(愛知県春日井市)は、次亜塩素酸生成技術のグローバル展開を加速する。非住宅向けの天井埋め込み形を4月から投入し、事業拡大に弾みをつける。2025年度の目標売上高500億円のうち6割が非住宅向けになる見通し。アジア市場も掘り起こし、現状1割未満の海外売り上げ比率を5……

中国経済、コロナ禍で成長鈍化、3月工業利益下落 ()

【上海=石田亮】国家統計局はこのほど、2022年第1四半期(1Q、1~3月)の工業利益額(売上高2000万元以上の企業が対象)を発表した。前年同期比6・5%増となった。3月単月では自動車、エチレン、原油加工量などの分野が新型コロナウイルス感染症拡大による減産措置などの影響を受け、落ち込んだ。合わ……

KMバイオ、コロナ不活化ワクチン9月にも申請へ ()

KMバイオロジクスは20日、開発中の新型コロナ不活化ワクチン「KD-414」の新たな臨床試験を月内にも開始すると発表した。同じ明治グループ傘下のMeiji Seika ファルマと共同で、成人を対象とした国際共同第3相臨床試験(P3)と、11歳以下の小児を対象としたP2/3を行う。新型コロナワクチンで5歳未満を……

研究力と多様性の両立 (毎日新聞)

つい最近、東北大学の2022年度採用情報が発表され、ネットの中で(主に理系研究者の間で)衝撃が走った。工学系の教授クラスを一度に5人採用という公募で、研究ポストがなくて困窮している若手の研究者にとって、将来に希望の持てる話。しかしそれは「女性限定」だった。 イノベーションの鍵は「セレン……

国産第1号のアルミ 昭和電工 (毎日新聞)

昭和電工大町事業所(長野県大町市)には、昭和初期の1934年1月に製造された国産第1号のアルミニウム塊(長さ約15センチ)がある。同事業所は33年に「昭和アルミニウム工業所」として設立された。 アルミニウムは海外で19世紀半ばに、電力を使った製錬法が確立された。国内でも明治時代から水筒などに……