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わが国では在宅酸素療法を必要とする慢性呼吸不全患者の数が次第に増加しており、2017年には16万人を上回る規模に達すると推定されている。日本呼吸器学会の「在宅呼吸ケア白書」(2010年)によれば、原因病態は慢性閉塞性肺疾患(COPD)が45%を占め、次いで間質性肺炎18%、肺結核後遺症12%と報告さ…