全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権第6戦は4月24日(日)、三重県の鈴鹿サーキットで17周の決勝レースが行われ、フロントロウからスタートを決めた太田格之進(HFDP WITH TODA RACING)が16周をリードするも、ファイナルラップに小高一斗(Kuo モビリティ中京 TOM’S 320)が逆転。今季3勝目を飾った。
スタートでは、2番手から発進した太田格之進(HFDP WITH TODA RACING)が好ダッシュを決めトップで1コーナーに。小高一斗(Kuo モビリティ中京 TOM’S 320)、そして3番手には4番手スタートの古谷悠河(Deloitte. HTP TOM’S 320)が、4番手には菅波冬悟(Byoubugaura B-MAX Racing 320)つける。一方3番手スタートの野中誠太(PONOS Racing TOM’S 320)はポジションを落とし6番手でオープニングラップを終えた。
この週末で最も長い17周のレースだが、序盤は太田が2番手の小高とのギャップを築いていくも、ユーズドのレインタイヤを履いていた太田に対し、7周目に小高がファステストラップを更新すると、少しずつトップ2のギャップが縮まっていった。14周を過ぎる頃には、小高が太田のテールにまで接近し揺さぶりをかけた。また太田がブロックラインを取り始めると、古谷も接近し3台の首位争いとなる。
ファイナルラップ、太田は1コーナーからS字までリードを保つも、ダンロップカーブにかけて小高が豪快にインに入っていく。太田はデグナーにかけてディフェンスを試みるが、小高がマシンをスライドさせながらもデグナーひとつめで先行を果たした。
小高は逆転の勝利に渾身のガッツポーズをみせながらチェッカーを受け、今季3勝目を飾った。2位は太田で、鈴鹿大会では全戦表彰台を獲得。3位は2戦連続の表彰台となった古谷となった。4位は菅波、5位は平良、6位は野中という結果に。ファステストラップは終盤2分12秒161を記録した7位の木村偉織(HFDP WITH B-MAX RACING)となった。
マスタークラスは、直前のスーパーフォーミュラで松下信治(B-Max Racing Team)が優勝し、チームオーナーとしての喜びのままレースに臨んだDRAGON(TEAM DRAGON B-MAX 320)が優勝を飾った。
全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権
第6戦鈴鹿 決勝結果
Pos. | No. | Driver | Car | Engine | Laps | Grid |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 37 | 小高一斗 | Kuo モビリティ中京 TOM’S 320 | トムスTAZ31 | 17 | 1 |
2 | 2 | 太田格之進 | HFDP WITH TODA RACING | スピースA41 | 17 | 2 |
3 | 36 | 古谷悠河 | Deloitte. HTP TOM’S 320 | トムスTAZ31 | 17 | 4 |
4 | 50 | 菅波冬悟 | Byoubugaura B-MAX Racing 320 | スピースA41 | 17 | 7 |
5 | 38 | 平良響 | Kuo モビリティ中京 TOM’S 320 | トムスTAZ31 | 17 | 6 |
6 | 35 | 野中誠太 | PONOS Racing TOM’S 320 | トムスTAZ31 | 17 | 3 |
7 | 1 | 木村偉織 | HFDP WITH B-MAX RACING | スピースA41 | 17 | 5 |
8 | 10 | 元嶋成弥 | Rn-sports 320 | スピースA41 | 17 | 8 |
9 | 63 | 平木玲次 | HELM MOTORSPORTS 320 | 東名TB14F3 2020 | 17 | 9 |
10 | 62 | 平木湧也 | HELM MOTORSPORTS 320 | 東名TB14F3 2020 | 17 | 12 |
11 | 30 | DRAGON(M) | TEAM DRAGON B-MAX 320 | スピースA41 | 17 | 11 |
12 | 4 | 今田信宏(M) | JMS RACING with B-MAX | スピースA41 | 17 | 10 |
13 | 11 | 植田正幸(M) | Rn-sports 320 | スピースA41 | 17 | 13 |
天候:雨 路面:ウエット
ファステストラップ:木村偉織(HFDP WITH B-MAX RACING) 2’12.161 16/17