4月23日、第1戦までTeam LeMans Audi R8 LMSをドライブしていた本山哲をマネージメントする有限会社ランブラスは、第2戦富士を前にチームから本山が契約を解除された件について、一部事実誤認の報道があるとして、マネージメント会社としてプレスリリースを発行した。
スーパーGT第1戦岡山まで『MOTOYAMA Racing with Team LeMans』としてエントリーしていたTeam LeMansは、4月21日に第2戦富士に向けて参戦体制の変更を行い、『Team LeMans』としてエントリーすると発表した。
チームを第1戦まで牽引していた本山については、Team LeMans側からの説明によれば「第2戦以降の参戦継続に向けて、大幅な予算の見直しと体制変更が必要と判断」したため、「誠に遺憾ではありますが、チームのナンバーワンドライバーであった本山哲選手との契約を解除する結論に至りました」と契約を解除したとされている。
この件について、ランブラスでは「一部のインターネットメディアで事実誤認の報道がなされている」とし、改めて状況をランブラスの町田英明代表の名でプレスリリースで発行した。内容は下記のとおりだ。
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本山哲選手のGT第2戦欠場について
各位
今回スーパーGTにチームルマンより参戦しておりました弊社マネジメントドライバー、本山哲選手について、一部のインターネットメディアで事実誤認の報道がなされているため、ここに弊社プレスリリースとして改めて発表させていただきます。
今回、スポンサー費用を持ち込めなかったことが原因で契約解除されたという事実無根の心無い噂が一部に広まったようですが、本山哲選手はその経験と能力に基づき、チーム側から対価をいただいているプロフェッショナルドライバーであることを、本人の名誉のために明言させていただきます。
今回の契約解除はチーム側からのリリースどおり経済的な見直しの結果だと弊社は理解しております。
本山哲選手の契約解除と第2戦エントリーリスト発表のタイミングが前後してしまったことでファンの皆さまや関係者の皆さまに誤解を招いてしまったことを深くお詫び申し上げます。
なお、本山哲選手の今後の活動につきましては、後日、改めて正式に発表させていただきます。
コロナ禍のもと、モータースポーツに対するスポンサードは大幅な減少傾向にあり、どのチームも厳しい状況の中でなんとか予算を捻出し、レース活動を継続しております。そのモータースポーツへの情熱に対して水を差すような事態となることを避けたく、弊社よりリリース発表をいたしました。
皆さまから愛され、楽しんでいただけるモータースポーツの発展のために、微力ではありますが誠心誠意努力していく所存です。今後とも変わらぬご支援、ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。
有限会社ランブラス
代表 町田英明