MotoGP第5戦ポルトガルGPは4月22日、アルガルベ・サーキットで25台が出場してフリー走行を行い、中上貴晶は17番手だった。
前日のアルガルベ・サーキットは青空が広がるすばらしい天候だったが、フリー走行初日は、朝から断続的に強い雨が降る生憎のコンディションとなり、中上はFP1で転倒を喫し15番手。雨脚が強まったFP2は9番手につけたが、FP1のタイムを更新できず、総合17番手で初日を終えた。
アルガルベを得意とする中上は、GP1では順調にタイムを短縮したが、 10コーナーでハイサイドを喫し転倒。スペアのマシンで走行を開始したが、タイムを短縮することはできなかった。そしてトップ10入りを目指し、タイム短縮に挑んだFP2は、雨脚が強い中で9番手タイムをマークしたが、ベストタイム更新を果たすことができなかった。
土曜日も雨予報となっているが、FP3でトップ10入りを果たし、ダイレクトでQ2進出を目指す。予選ではさらにポジションを上げる意気込みだ。
■LCRホンダ・イデミツ
中上貴晶(FP1:15番手/FP2:17番手)
「今日は終日のウエットとなり、トリッキーなコンディションでした。特に午後のFP2は冷たい風が吹いて気温も低く、タイヤの温度を上げるのが難しかったです。FP1ではハイサイドで激しい転倒を喫しましたが、幸いケガはありませんでした」
「転倒はありましたが、その後もマシンのフィーリングも悪くなく、かなりポジティブな1日でした。まずはコンディションをしっかり理解して改善していきたいです」