より高機能なETC2.0が発売されてしばらくたつが、特に従来のETCユーザーは買い替えを考えているのではないだろうか。そんな方に朗報だ。NEXCO3社や首都高速などの購入助成キャンペーンが展開中だ。
このチャンスを生かして、お得にETCの取り付けや買い替えを行おう!!
文/藤田竜太
写真/Panasonic、Adobe Stock(トップ画像=Masakazu Sonoda@AdobeStock)
■ETC2.0化も進む!? 車載器購入助成キャンペーン
パナソニック(Panasonic) ETC2.0 CY-ET2620GD アンテナ一体型 (DSRC) 新セキュリティ対応NEXCO東日本/中日本/西日本(NEXCO3社)、首都高速道路株式会社、阪神高速道路株式会社および本州四国連絡高速道路株式会社では、2022年1月27日(木)~ETC車載器購入助成キャンペーンを実施している。
これは2020年12月17日に発表した「ETC専用化等による料金所のキャッシュレス化・タッチレス化について」に伴い検討を進めてきたETCの普及促進が目的で、二輪車を含む車載器未設置の車両、全国24万台が対象。
2022年1月27日(木)~2022年6月30日(木)の期間中に、ETCまたはETC2.0車載器を新規に購入・セットアップ・取付をおこなった人に、車載器本体の購入費用から車載器1台につき最大10,000円を助成するというものだ。
※ETC車載器の買い替えは対象とならず、期間内でも助成台数に到達した際には、受付を締め切る場合がある。
「ETC専用化等による料金所のキャッシュレス化・タッチレス化について」とは、都市部において、5年後の概成を目標に計画的に料金所をETC専用化していくというもの。
例えば、2022年4月1日から首都高速の東京・埼玉・神奈川の34箇所(うち5箇所は3月から)の料金所がETC専用となり、NEXCO東日本も外環道の2か所、NEXCO中日本も中央道と圏央道で3か所、それぞれ料金所をETC専用になった。
これらのETC専用の料金所では、ETC車載器を搭載していない車両が通行できなくなるのでそうしたゲートを通過するにはETC車載器が必須となる。
■完全キャッシュレス化の前に購入を
首都高によると、ETC無線通行ができない状態(ETC車載器未搭載等)で誤ってETC専用の入口に進入した場合は、「サポート」または「ETC/サポート」と表示されたレーンで一旦停車し、係員の指示に従うようにと説明している。
だが、「サポート」「ETC/サポート」と表示されたレーンはこれまでの「一般」レーンとは違い、現金で通行料金を支払うことができない。ここでは精算の方法を指示されるだけになるので、今後はETC車載器のないクルマで高速道路を利用するのはかなり厄介なことになっていくのは間違いない。
高齢者などで、クルマでの移動は近所のみ。今後高速道路を利用する予定はない、という人は別として、年に一度でも高速道路を利用する機会がある人で、まだETC車載器を取り付けていないクルマのオーナーは、このキャンペーンを利用して、今のうちにETC車載器をセットしておいても損はないはず。
申請方法は、購入・セットアップ・取り付けされる対象店舗の所在地により、購入助成の申請方法が異なるので要注意。「ETC/ETC2.0車載器購入助成キャンペーン2022」のホームページで事前登録を行なう。
ETC/ETC2.0車載器購入助成キャンペーン2022ホームページ
https://etc-2022.jp/(リンク先)
登録完了後、メールが届くので、近くの「キャンペーン取扱店舗」へ出かけ、そのメールを店舗スタッフに提示し、キャンペーン利用の旨を申し出る。
キャンペーン取扱店舗にてETCまたはETC2.0車載器を選択する。あとは車載器価格から助成金額を割引いて精算する流れ。
普段よく使うクルマだけでなく、セカンドカーや実家の両親のクルマなどもチェックして、ETC車載器がないクルマがあれば、早めにこのキャンペーンに申し込むことを検討してみよう。
【画像ギャラリー】ナイスタイミング!! 現在展開中の助成キャンペーンを使ってETC車載器をお得に購入しよう!!(4枚)画像ギャラリー投稿 今度はETC2.0が必須になる!? どっちみち買うなら今がお得なチャンスかも は 自動車情報誌「ベストカー」 に最初に表示されました。