5月21日、2022MFJ全日本ロードレース選手権シリーズ 第3戦 AUTOPOLIS SUPER 2&4 RACEのJSB1000クラス予選が大分県のオートポリスで行われ、亀井雄大(Honda Suzuka Racing Team)がダブルポールポジションを獲得した。
第3戦オートポリス2&4はJSB1000クラスのみの開催。4輪のスーパーフォーミュラとの共催となる。JSB1000クラスの予選は土曜日の午前8時40分から45分間のセッションで行われた。
夜半に降った雨の影響で、予選はウエットコンディションでスタート。セッション中も霧雨が降り続くコンディションで、気温、路面温度共に低く、路面状況はなかなか改善しなかった。
そんな難しい状況の中、亀井雄大(Honda Suzuka Racing Team)が1分55秒665でポールポジションを獲得した。
亀井はセッション序盤はユーズドのハードコンパウンドのレインタイヤで走行。途中、ソフトコンパウンドのレインタイヤに交換したが、路面状況から1周か2周で摩耗してしまう。セッション終盤には、前半セクターは1コーナー以外ウエット、コース後半はライン上が乾き始め、レインのハードを選択したほうがいい状況だったが、亀井はレインのハードの準備がなく、スリックタイヤで最後のアタックに臨む選択肢しかなかった。
オートポリスではST600クラス時代に似たような状況のなか、ポールポジションを獲得した経験を持っているという亀井は、スリックタイヤでコースに出ると、ラストアタックで2番手に2秒219差をつける1分55秒665を記録し、JSB1000クラスでは初となるポールポジションを獲得。セカンドベストタイムでもトップにつけ、決勝レース1、レース2ともにポールポジションからスタートする。
2番手に1分57秒884で中須賀克行(YAMAHA FACTORY RACING TEAM)が続いた。中須賀は金曜日のフリー走行ではトップタイムを記録。ロングランでも安定したタイムを記録している。
ラストアタックで1分58秒125を記録した津田一磨(BabyFace Powered by YOSHIMURA)が3番手とフロントロウを獲得した。
ポールを獲得した亀井は「路面はぬれていましたが、使えるタイヤがスリックしかなくて、行くしかありませんでした。ファイナルラップもレインタイヤのマシンを無理やり抜いて、タイムを出しました。ポールを獲ったことはピットに戻ってからわかりました。決勝は、スタートは得意なんで、ホールショットとって、頑張って走りたいです」とコメントした。