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 4月17日に南フランスのポール・リカール・サーキットで開催された、ELMSヨーロピアン・ル・マン・シリーズ開幕戦ル・キャステレで総合2位表彰台を獲得したベント・ビスカール。彼は来月7日に決勝レースが行われるWEC世界耐久選手権の第2戦スパ・フランコルシャンで、同チャンピオンシップデビューを果たす予定だ。

 20日(水)に発表されたWECスパの最新エントリーリストによると、22歳のビスカールはARCブラティスラバに所属している。

 このオランダ人ドライバーは、同胞のティメン・ファン・デル・ヘルム、スロバキア人のミロ・コノプカとともに、LMP2プロ・アマにエントリーしているスロバキアチームの44号車オレカ07・ギブソンをシェアすることになる。

 前述のとおり、彼は最近ELMSでスポーツカーレースデビューを果たし、アルガルベ・プロ・レーシングでソフィア・フローシュとチームを組み、見事初戦で総合2位表彰台を獲得している。

TFスポーツの33号車アストンマーティン・バンテージAMR
TFスポーツの33号車アストンマーティン・バンテージAMR

 GTEアマクラスでもドライバーラインアップの変更がありTFスポーツが布陣を一部変更。エンリキ・シャベスが33号車アストンマーティン・バンテージAMRに乗り込むことになった。

 シャベスはフロリアン・ラトーに代わって、ベン・キーティングとマルコ・ソーレンセンのコンビに加わる予定だ。

 ブロンズドライバーのキーティングは、ラトーの後任としてシャベスが選ばれたのは、彼がすでにアジアとヨーロッパのル・マンシリーズにTFスポーツから参戦しており、マシンとチームに慣れていることが理由であるとSportscar365に語った。

 なお、シャベスが第2戦スパ以降の残りのシーズンを同チームで終えるかどうかは明らかにされていない。

 この他、すでに発表されているように、ピポ・デラーニはライアン・ブリスコーの後任としてグリッケンハウスに再加入している。

 また、LMP2クラスではアレックス・リン、セバスチャン・ブルデー、アレックス・ブランドルの3名が、アルデンヌ地方のオールドサーキットでWECシーズンの幕開けを迎える。

 IMSAでチップ・ガナッシ・レーシングのドライバーを務めているリンとブルデーは、“スーパー・セブリング”の週末にIMSAの12時間レースを優先する契約を交わしていたため、WEC開幕戦セブリング1000マイルを欠場。ブランドルは新型コロナウイルスの陽性反応によって同ラウンドから除外されていた。