5月21日、大分県のオートポリスで行われた2022年の全日本ロードレース選手権第3戦オートポリスのJSB1000クラス レース1は中須賀克行(YAMAHA FACTORY RACING TEAM)が優勝した。
午前中のウエットの予選から、午後のレース1までには天候も回復。レース1はドライコンディションの下、15周で争われた。
決勝スタートに向けたウォーミングアップラップで、ポールポジションの亀井にマシントラブルが発生。亀井はグリッドに着くことなくピットに入り、大きく遅れてピットスタートを余儀なくされる。
ポールシッターを欠いたグリッドから、予選2番手スタートの中須賀が好スタートを見せレースをリード。2番手に渡辺一樹(YOSHIMURA SUZUKI RIDEWIN)、3番手に岡本裕生(YAMAHA FACTORY RACING TEAM 2)の順で続く。
2番手争いのふたりは接戦を展開。4周目にはファステストラップを記録した岡本が渡辺を交わして2番手に浮上、ヤマハファクトリーがワン・ツー体制で周回を重ねていく。
岡本と渡辺が接戦を繰り広げる間にトップを行く中須賀は2番手以下とのリードを広げ、5周目には約1秒、7周目には約2秒、8周目には約3秒と、周回ごとにリードを広げてトップを独走。最終的に5秒991の差をつけて今シーズン開幕から負け知らずの5連勝を達成した。
2位に岡本が入賞し、ヤマハファクトリーがワン・ツー・フィニッシュを達成。JSB1000ルーキーの岡本は4戦連続で表彰台を獲得した。
渡辺は中盤すぎまで岡本と2番手を争っていたが、徐々に離され、レース終盤の14周目の第2ヘアピンでオーバーラン。岡本には差をつけられたものの、4番手以下に大きくリードを取っていたことで、3番手のままレースに復帰。3位表彰台を獲得した。
4位に濱原颯道(Honda Dream RT SAKURAI HONDA)が入賞し、5位に名越哲平(SDG Honda Racing)、6位に一時は4番手に浮上しながらも、レース終盤にオーバーランを喫した作本輝介(AstemoHondaDreamSIRacing)が6位に入賞した。
7位に岩田悟(Team ATJ)、8位に榎戸育寛(SDG Motor Sports RT HARC-PRO.)、9位に國峰啄磨(TOHO Racing)、10位に柳川明(KRP SANYOUKOUGYO RSITOH)が入賞した。