5月20日、ルーキーレーシング、トムススピリット、TOYOTA GAZOO Racingはプレスリリースを発行し、6月3〜5日に富士スピードウェイで開催されるENEOS スーパー耐久シリーズ2022 Powered by Hankook第2戦『NAPAC 富士SUPER TEC 24時間レース』の参戦体制について発表した。水素エンジンを積むORC ROOKIE GR Corolla H2 Conceptに、元WRCドライバーで、TOYOTA GAZOO Racingワールドラリーチームの代表を務めるヤリ-マティ・ラトバラが乗り込むことになった。
ニューマシンなど多くのトピックスがあり、今季も非常に注目度が高いレースとなりそうな2022年のスーパー耐久第2戦富士24時間に、また新たなサプライズが用意された。2021年の富士に登場し、大きな話題となった水素エンジン搭載のORC ROOKIE GR Corolla H2 Conceptに、なんと元WRCドライバーのラトバラが乗り込むことになった。
今回ルーキーレーシング、トムススピリット、TOYOTA GAZOO Racingから発行されたエントリーリストを見ると、まずカーボンニュートラル燃料を使用するORC ROOKIE GR86 CNF Conceptには、レギュラーで参戦する蒲生尚弥/豊田大輔/大嶋和也/鵜飼龍太の4人に加え、関口雄飛がドライブすることになった。すでに富士公式テストではチームに加わっている姿が見られている。
そして、富士24時間での驚きの参戦から1年を迎えるORC ROOKIE GR Corolla H2 Conceptは、レギュラーである佐々木雅弘/モリゾウ/石浦宏明/小倉康宏に加え、ラトバラ、全日本ラリーで活躍中の勝田範彦というメンバーとなる。
また、この富士24時間でデビューするTOM’S SPIRIT GR86は、すでに2021年12月に発表されているとおり、河野駿佑/松井孝允/山下健太という3人がドライブする。
驚きの富士24時間参戦となるラトバラは、「昨年のラリーポルトガル期間中、スーパー耐久レースの動画を観て、トヨタのモータースポーツを通じたカーボンニュートラルへの取組みに感銘を受けた」とコメントを残した。
「また、小林可夢偉、中嶋一貴から、水素エンジンはガソリンエンジンと感覚が変わらないと聞き、いつか乗ってみたいと思っていたら、チャンスが巡ってきたんだ。今回カーボンニュートラルへ向けた活動を自分の肌で感じることで、私からも欧州を中心に、世の中に伝えていけたらと思っている。また、ラリー車へのポテンシャルも感じ取れれば」
さらに富士24時間では、ORC ROOKIE Racing、TOM’S SPIRIT両チームのレースクイーンに加え、タイトヨタで活躍していた『トヨタプリティー』も参加し会場を盛り上げるとともに、アジアに向けて積極的に情報発信をしてくことで、スーパー耐久レースをアジアに通じるレースにしたいというスーパー耐久機構事務局(STO)の想いを最大限サポートしていくとしている。
ORC ROOKIE Racing 富士24時間参戦体制
ORC ROOKIE GR86 CNF Concept(ST-Q)
ドライバー:蒲生尚弥/豊田大輔/大嶋和也/鵜飼龍太/関口雄飛
レースクイーン:野田桃加/日南まみ/トヨタプリティー
ORC ROOKIE GR Corolla H2 Concept(ST-Q)
ドライバー:佐々木雅弘/モリゾウ/石浦宏明/小倉康宏/ヤリ-マティ・ラトバラ/勝田範彦
レースクイーン:梨衣名/不破アンナ/トヨタプリティー
TOM’S SPIRIT 富士24時間参戦体制
TOM’S SPIRIT GR86(ST-4)
ドライバー:河野駿佑/松井孝允/山下健太
レースクイーン:上運天美聖/湊川えりか
トヨタプリティー メンバー
ドリンク(Drink)、イン(Int)、クラタイ(Kratai)、ナニー(Nanny)、ペアー(Pear)、ポップ(Pop)、サイ(Sine)