4月16～17日、フランスのル・マン-ブガッティ・サーキットで開催されているFIM世界耐久選手権（EWC）2022シーズン第1戦ル・マン24時間耐久ロードレースが現地時間16日15時（日本時間22時）にスタートしてから16時間が経過した。現在トップはヨシムラSERT Motulで、2番手がYART – Yamaha Official Team EWC、3番手はF.C.C. TSR Honda Franceが続いている。渥美心が参戦しているOG MOTORSPORT BY SARAZINは10番手、SSTクラスでは5番手だ。
スタートから8時間が過ぎると、BMW MOTORRAD WORLD ENDURANCE TEAMがリタイア、ERC Endurance Ducatiはトラブルを抱え30番手まで後退した。
4台リタイアしたため残りは48台。上位トップ5はTSRホンダ、ヨシムラSERT Motul、YARTヤマハ、SRCカワサキ、VILTAIS RACING IGOLの順だ。
現地は暗くなると、ラップリーダーのTSRホンダはピットでチェンジペダルを交換し、5分ほどのタイムロスで4番手に。さらに、9時間が過ぎようとした際に、マフラーが壊れるトラブルに見舞われ、緊急ピットイン。5番手となる。
9時間が過ぎると、SRCカワサキが緊急ピットイン。トップからヨシムラSERT Motul、YARTヤマハ、VILTAIS RACING IGOL、TSRホンダとポジションが変わった。その後、3番手がTSRホンダ、4番手がVILTAIS RACING IGOLに入れ替わる。
SRCカワサキはエンジンを下ろしてのマシン修復に時間がかかった。41番手まで順位を下げ、レースに戻れたのは10時間20分が過ぎてからだった。
レース半分の12時間が過ぎると、418周を回ったトップのヨシムラSERT MotulとYARTヤマハの差は1ラップほどに開き、TSRホンダとは4ラップ、VILTAIS RACING IGOLとは5ラップ差だ。ピット回数はヨシムラSERT Motulが11回と最小、そのほかのチームは12または13回となっている。
14時間15分、#65 Motobox Kremer Racing #65のマシンから白煙が上がりマシンストップ。#77 Wojcik Racing Team EWC 77がそのオイルで転倒したことで、5度目のセーフティカーが20分間出動された。
15時間25分、3コーナーでマシンが2台転倒。6度目のセーフティカーとなり12分程でレースが再開された。
直近のセーフティカー2回により、上位陣の差は振りだしに戻り、トップのヨシムラSERT MotulとYARTヤマハの差は1ラップ、TSRホンダは4ラップ、VILTAIS RACING IGOLは9ラップといった展開だ。レース3分の2となる、16時間を過ぎた時点では、リタイアは7台。ル・マンは夜が明け、残りの8時間レースを45台で戦う。