岡山国際サーキットで開催されている2022スーパーGT第1戦『OKAYAMA GT 300km RACE』。4月16日の午後に行われたGT300クラス公式予選を終え、ポールポジションを獲得したSUBARU BRZ R&D SPORTの井口卓人と山内英輝が予選を振り返り、明日の決勝レースへの展望を語った。
井口卓人
Q1担当/ベストタイム:1分25秒321
「びっくりしているのが本音で“まさか”と思っています。2021年シーズンが終わり12月から2022年シーズンに向けてのテストが始まったのですが、今日に至るまで本当に思いどおりに走ることができない状況が多く、まさかここまでまとることができるとは思っていませんでした。チームのここまでに向けた努力と、ダンロップタイヤさんが今回チョイスしてくれたタイヤというのが、ものすごく今日のコンディションにハマったと思います」
「最後は本当に山内選手のQ2アタックが素晴らしかったので、こういった結果になったのだと思います。Q1に関しては、昨年の開幕戦ではQ1で敗退してしまい山内選手にバトンを繋ぐことができなかったという苦い思い出もあるので、今回の山内選手に繋げることができたことをうれしく思います。明日の決勝に向けても、また気持ちを引き締め直して頑張りたいと思います」
「明日は良い位置からスタートできます。今日のお昼のピットウォークでは、ファンのみなさんと触れ合うことはできませんでしたが、近い位置で顔を見ることができました。まだ日常が戻ってきているわけではないですが、ドライバーとして気持ちが高ぶる状況になってきていると思います。ここ数年は、この岡山のたくさんのファンの方の前で良い結果が出せておらず速いBRZを見せられていないので、今年こそは“速くてカッコいいBRZ”を、最後まで粘り強く走り抜いてお見せしたいと思います」
山内英輝
Q2担当/ベストタイム:1分24秒286
「井口選手が言ったとおり、練習走行ではいろいろとあってタイムを出すことができませんでした。ただ、今年はエンジニアが変わり、その方としっかりとコミュニケーションを取って進めていった結果、このポールポジションを獲得することができてうれしいです」
「本当に、なかなか苦戦していたなかでの、この感覚が正しいのかどうかということに対して不安でいっぱいでしたが、今日、その感覚は正しかったということが証明できたので、それがすごくうれしいなと思います」
「僕はつい先日の自由民主党モータースポーツ振興議員連盟総会で『スバルファンのみなさんの声援に応えたい』という気持ちで一所懸命語っていましたが、そのときに坂東さん(正明/GTアソシエイション会長)が『GTを盛り上げていきたい』という想いを、かなり口調強く話していたことが印象的でした」
「ですので、僕もレース自体を盛り上げていけるように頑張っていきたいなと思います。明日はスーパーGTを見ていただいているみなさんに、たくさんの気持ちが高ぶるような良いレースを見せられるように、全体的に盛り上げることができるように精一杯頑張っていきたいです」