【タイム結果】スーパーGT第1戦岡山 MOTUL AUTECH ZとPACIFIC hololive NAC Ferrariが公式練習最速タイムを記録

　4月16日、2022年シーズンのスーパーGTが岡山国際サーキットで開幕を迎えた。午前に行われた公式練習では、GT500クラスはMOTUL AUTECH Zの松田次生、GT300クラスはPACIFIC hololive NAC Ferrariのケイ・コッツォリーノが最速タイムを記録した。

　例年スーパーGT開幕戦の舞台としてお馴染みの岡山国際サーキット。搬入日となった15日は時より強めの雨も降る不安定な1日なったが、迎えた16日は風こそ強めではあるものの快晴に。気温13度、路面温度18度、湿度51％というコンディションで9時20分、公式練習はスタートを迎えた。新たなシーズンの開幕を心待ちにしていた多くのファンが手を振るなか、コースオープンとともに両クラス続々とコースイン。

　セッション開始から16分という序盤から、GT300クラスではPACIFIC hololive NAC Ferrariのケイ・コッツォリーノが1分25秒248をマーク。GT300クラスのコースレコードとなる1分24秒889に、0.4秒迫るタイムが早々に記録された。GT500は、チャンピオンカーとなるau TOM’S GR Supraの坪井翔が、セッション開始から17分のところで1分18秒212を記録し、暫定トップに。その後しばらくは両クラスとも最速タイムの更新はなく、各車が順調に予選、そして決勝に向けたプログラムを消化するべく、周回を重ねた。

　10時45分にGT500／GT300クラスの混走が終了し、GT300クラスの10分間の占有走行が開始。序盤にコッツォリーノが記録した1分25秒248をターゲットに多くがアタックシミュレーションを実施。序盤は車両をウイービングさせタイヤに熱を与える。占有走行が残り5分をきったところから、各車アタックシミュレーションラップに入るも、コース上は大混雑。その影響もあってかコッツォリーノのタイムを上回る車両は現れず。2番手にリアライズ日産メカニックチャレンジ GT-R（藤波清斗／ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ）、3番手にUPGARAGE NSX GT3（小林崇志／太田格之進）、4番手にweibo Primez ランボルギーニ GT3（小暮卓史／元嶋佑弥）、5番手にTeam LeMans Audi R8 LMS（本山哲／片山義章）が続いた。

　10時55分からの開始となったGT500クラスの占有走行でも、au TOM’S GR Supraの坪井が記録した1分18秒212のターゲットタイムに挑む。セッション終盤、Modulo NSX-GTがスピンを喫するも、車体にはダメージなくコース復帰を果たしている。

　au TOM’S GR Supraがトップのままセッション終了かと思われたなか、最後の計測でMOTUL AUTECH Zの松田次生が1ラップをまとめ上げて1分18秒185を記録し、公式練習トップタイムを記録した。0.027秒差の2番手にau TOM’S GR Supra、3番手にCRAFTSPORTS MOTUL Z（千代勝正／高星明誠）、4番手にENEOS X PRIME GR Supra（大嶋和也／山下健太）、5番手にリアライズコーポレーション ADVAN Z（佐々木大樹／平手晃平）が続き、今大会でデビューレースを迎えたニッサンZ GT500のうち3台がトップ5に入る結果となった。

　スーパーGT第1戦『OKAYAMA GT 300km RACE』の公式予選は14時から行われる。2022年シーズン最初のポールシッターの座は誰が手にすることになるのだろうか。決勝の結果を占う意味でも、そして今年から登場した新車たちのポテンシャルを計る意味でも見逃せない予選となるだろう。

■2022スーパーGT第1戦岡山 GT500公式練習結果（編集部計）

■2022スーパーGT第1戦岡山 GT300公式練習結果（編集部計）

※天候：晴れ　路面状況：ドライ