HARC-PRO. は、6月4〜5日にスポーツランドSUGOで行われる2022 MFJ全日本ロードレース選手権シリーズ 第4戦 スーパーバイクレース in SUGOで埜口遥希(SDG Motor Sports RT HARC-PRO.)をST1000クラスにスポット参戦させると発表した。
埜口は2017年、2018年はアジア・タレント・カップでランキング2位、そして2019年にはレッドブル・ルーキーズ・カップで1勝し、ランキング3位を獲得。2020年からは全日本ロードST600クラスに初参戦し、1年目はランキング14位に終わったが、参戦2年目となる2021年にはシリーズチャンピオンに輝いた。
2022年は再び世界を舞台に活動しており、アジアロードレース選手権(ARRC)のASB1000クラスに参戦。3月26日にタイのチャン・インターナショナル・サーキットで行われた第1戦タイラウンドでは、初めて1000ccを走らせながらもレース1では3位表彰台を獲得。レース2では激しいトップ争いを繰り広げ、惜しくも4位となったが上位での速さを見せた。
そんな埜口が8月に行われるARRCのSUGOラウンドに向けた実戦テストとして全日本ロード第4戦SUGOにスポット参戦する。第4戦に先駆けて5月10日〜12日にスポーツランドSUGOで行われた公開テストでは、ST1000クラスから参加し、3日目にはトップタイムをマークしてここでも速さを示した。
■埜口遥希
「8月にアジア選手権がスポーツランドSUGOで行われるということもあり、全日本第4戦SUGO大会ST1000クラスにスポット参戦することになりました。フル参戦しているアジア選手権AST1000クラスの準備として、より多くの走行時間を得られるのは非常にありがたいですし、今年から1000ccに乗ることになったことからも、少しでも多く走行したいと考えている自分にとっては、とてもありがたいチャンスとなりました」
「5月11日・12日には全日本の事前テストにも参加することができ、初めてCBR1000RR-RでスポーツランドSUGOを走行しました。セットアップをイチからスタートし、二日間のセッションをフルに使い、ベストタイムを更新すると同時にアベレージタイムも走行ごとに上げることができました。そうして全体的な走りのレベルを上げていくことができたので、貴重な二日間のテストになりました」
「昨年まではCBR600RRでSUGOのコースを走りましたが、コンディションが不良だったりマシンのセットアップに主眼を置いて走ったりでしたが、今回はある程度のタイムを出しながら詰めていくという作業ができたので、前に進んでいる手応えがあります。とは言え、まだまだ課題はありますが、方向性、具体的なアプローチについては見えているので、チームとともにさらにマシンを仕上げていきたいと思います。貴重な機会を作っていただいたスポンサーの皆さん、チームに感謝したいと思います」