2022年シーズン、D1ライツからD1グランプリへとステップアップを果たしたほか、D1グランプリが展開する新たな取り組み『D1 NEXT 10 YEARS』プロジェクトの広報部長にも起用された下田紗弥加。そんな“下田広報部長”が自身のD1グランプリデビュー戦、そして『D1 NEXT 10 YEARS』プロジェクトの今後の取り組みについて綴ります。
* * * * * * *
皆さん、初めまして! ドリフトドライバーの下田紗弥加です。
さる4月23日〜24日に富士スピードウェイで開催されたD1グランプリ開幕戦は私のD1グランプリデビュー戦。やっとここまで来たという少しホッとした気持ちと、これからまた新しい挑戦ができるというワクワクした楽しみな気持ちで臨みました。
しかしながら、燃料系のマシントラブルでドリフトすることはできず、無念のリタイヤとなりました。ニューマシンを投入したため、チームとしても整えきれていない部分も多々ありましたが、マシンさえ走ってくれれば、あとはドライバーの仕事。
マシンの不調を私が何とかしてやるという気持ちでしたが、やはりマシンあっての競技ですし、まだまだこのマシンを充分に走らせるためには、長い道のりになりそうです。あの子(マシン)が私に懐いてくれるまで、寄り添っていきます(笑)。
それでも、遠くから私のデビュー戦を応援しに来てくださった多くの方からは「次戦に期待してます」との暖かい言葉を頂き、感謝とやる気を奮い立たせてます。
もう少し待っててください! やっとここが私のスタート地点。これから暴れていくぜー--い!!
また、今年はD1グランプリが展開する新たな取り組み『D1 NEXT 10 YEARS』プロジェクトの広報部長を務めさせていただくことになりました。
広報部長として、D1グランプリが掲げる10の目標項目の中から、私としては『新しいファンサービスの構築』、『エンターテイメント性の向上』、『参戦しやすい環境の実現』、『若手、女性、新規ドライバーにもっとチャンスを』について、微力ながら具体的なアクションを起こしていけたらと思っています。
富士での開幕戦は『モーターファンフェスタ2022』と併催したことも手伝い、4月24日には2万4000人を超える方にご来場いただきました。
なかには初めてドリフト競技を生で観たという方もたくさんいらっしゃったかと思います。今回の併催の試みなど、こうした工夫が『D1 NEXT 10 YEARS』プロジェクトの展開とも繋がっていけばいいなと思いました。
まだドリフト、そして広くはモータースポーツの楽しさに触れたことのない方々に対し、どのようなアピールができるかと考え、私が常々興味を持っている「ファッション」、「バーチャル」というふたつのジャンルで情報発信ができたらと考えました。
具体的には、ファッションとの融合としてAZUL BY MOUSSY(アズール・バイ・マウジー)のFUN DRIVE(ファンドライブ)シリーズとのコラボプロモーションや、Intel(インテル)のCPUを搭載したドライビングシミュレーターを使って、バーチャルでのシミュレータートレーニングをリアルのD1バトルに活かす企画を展開します。
2022年は『D1 NEXT 10 YEARS』の元年、いろいろなチャレンジもして行きたいです。
皆さんも、下田紗弥加にこんなことさせたいといったアイディアがあれば、ぜひ聞かせてくださいね。