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渦中のウクライナで市民の日常を捉えた日本人写真家。工作員と疑われたことも
「ウクライナにいたときは、ずっと緊張状態が続いていました。東京に戻ってからは、急に現実感がなくなってしまったと言いますか……逆にストレスを感じています」
 
 都内某所の中古カメラ店。なかなかお洒落な雰囲気で、若い女性客の出入りも見られる。店内を覗き込むと、店主の男性と目が合った。

 おかえりなさい、大変だったでしょう——筆者がそう声をかけると、冒頭の言葉が返ってきたのだ。

 兵庫県出身の写…