5月10日、富士スピードウェイで行われるENEOS スーパー耐久シリーズ2022 Powered by Hankookの公式テスト。これに先立つ5月9日、富士ではスポーツ走行が行われたが、そんななか富士SUPER TEC 24時間レースのST-Qクラスに日産自動車と日産モータースポーツ&カスタマイズが参戦を発表した『新型ニッサンZ(日本名フェアレディZ)をベースとしたレースカー』が姿をみせた。
この車両は「新型『ニッサンZ』のさまざまなモータースポーツカテゴリーでの活用の可能性を探り、実戦データを得るため」のもの。世界中で話題となっている新型Zのレースカーだけに、大きな関心を集めている車両だ。
そんな新型Zのレースカーが、5月9日に富士スピードウェイに姿をみせた。他のスーパー耐久車両がスポーツ走行をこなすなか12時40分ごろに到着した2台はピットB棟に運び込まれ、準備が進められている。
今回はNISMOからエントリーする平手晃平/松田次生/ロニー・クインタレッリ/星野一樹/佐々木大樹組230号車、Max Racingからエントリーする田中哲也/田中徹/三宅淳詞/高星明誠/安田裕信組244号車という2台がテストに参加するが、フロントウインドウのニッサン/ニスモのロゴ、スーパー耐久で貼らなければならないステッカー類、ルーフのドライバー名が増えたほかは、2台ともNISMOから公開された写真同様、ホワイトにルーフがブラックというシンプルなカラーのまま登場した。ただ、サイドミラーが230号車はブラック、244号車はレッドとなっている。
新型Zの注目度は高く、他ピットから見物に訪れる関係者も多かった。5月10日の公式サイトでも、最注目の車両の2台となりそうだ。