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これまたスゴいの出てきたな・・・。ボルボ/ロータスの親会社、吉利汽車が4枚ガルウイングのハイブリッドGT「ザ・ネクスト・デイ・コンセプト」を発表

| 一部の中国自動車メーカーは急速にそのデザイン力を高めている |

Lynk&Coは常に「他の中国ブランドとは異なる存在」としてそのポジションを築いてきた

さて、最近の中国の自動車メーカーは(一部で)あなどれないほどの高いデザイン力を見せつけていますが、その中でもトップクラスだとぼくが思うのがLynk&Co。

これはボルボやロータスの親会社である吉利汽車(Geely)の展開するブランドで、一部ボルボとも車体を共有したクルマを販売しています。

そして今回そのLynk&Coが発表したコンセプトカーが「The Next Day(ザ・ネクスト・デイ)」。

見ての通り4枚ディヘドラルドアという、なかなかに刺激的なルックスを持つ一台です。

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中国では「未来志向」のデザインが好まれる?

なお、マクラーレンやBMW、ピニンファリーナにてデザイナーを務めたフランク・ステファンソン氏によると「もはや中国車のデザインレベルは無視できない段階にまで高まっており、独自性を発揮している」。

たしかに、とくに電気自動車については独特な、そしてなかなかに美しいデザインを持つクルマも少なくはなく、しかしその多くは未来的なイメージを持つように感じます(もともと中国市場自体が「テクノロジー好き」なところもあり、よって未来的なデザインが好まれる傾向にあるのかもしれない)。

そして今回公開されたザ・ネクスト・デイについてもやはり未来的なルックスを持っており、しかしこれまでのLynk&Coのクルマと通じるデザインが与えられているもよう。

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ボディ形状は4シーターのグランドツアラーで、フロントにエンジンを積み、後輪をモーターにて駆動するというハイブリッドカー、そして自律走行もこなすという「設定」を持っています。

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バッテリーサイズは標準、ロングレンジ、ウルトラロングレンジの3種類のサイズがあり、WLTPでの航続距離は60km / 100km / 150km、ギアボックスはいずれの場合も3速DHT(Dedicated Hybrid Transmission)、ローンチモードが付与されているとのこと。

このローンチ・モードのおかげで0−100キロまでの加速を5秒以下でこなすほか、80-120km/hでの追い越し時に「ブースト」をかけることができるといい、なかなかに面白そうなクルマでもありますね。

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なお、Lynk&Coは2016年にスタートしていますが、このザ・ネクスト・デイにてデザイン言語の転換を図るといい、今後の軸となるのは「Dare to be Different(あえて違う道をゆく)」「Proud Tech(テクノロジー志向)」「Next Premium(新次元のプレミアム)」「Rich Experience(リッチな体験)」。

つまりは独自性や新しい価値観を追求するということになりそうで、実際に車体を見てみると、キャノピー風グラストップなどユニークな要素が盛りだくさん。

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ヘッドライトは2本の縦方向のバーが担当するようですが、この「2本のバー」はテールランプにも反復されており、ひとつのLynk&Coの新しいデザインアイデンティティとなっているようですね。

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Lynk&Co ザ・ネクスト・デイのインテリアは「新時代のプレミアム」を追求

そしてこのザ・ネクスト・デイのインテリアもなかなかに「新しく」、新次元のプレミアムを追求するというだけあってレザーやカーボンファイバーではなく「手織りの布地(デニム調)」によって高級感を演出。

この布地はダッシュボードやドアインナーパネル、シートなどに使用されていますが、これに組み合わせられる金属調のパーツも高い質感を持つようですね。

ちなみにダッシュボードには「3Dホログラムヘッドアップディスプレイ」を内蔵している、とのこと。

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フロントシートは(自動運転時に)フルリクライニングが可能となり、ダッシュボードから大型ワイドスクリーンが登場して様々なエンターテイメント情報を映し出すことができる、と紹介されています。

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参照:CarNewsChina

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