6月6日、TOYOTA GAZOO Racingのチームオーナーである豊田章男氏が、WRC世界ラリー選手権第5戦イタリア後のコメントを発表した。
前日までイタリアのサルディニア島で開催されていたWRC第5戦『ラリー・イタリア・サルディニア』で、TOYOTA GAZOO Racing WRTは速さを見せながらも、厳しいコンディションと複数のアクシデントにより表彰台を逃す結果となった。
最上位はカッレ・ロバンペラ(トヨタGRヤリス・ラリー1)の総合5位。チームメイトのエルフィン・エバンス(トヨタGRヤリス・ラリー1)はデイ2とデイ3で計2回のデイリタイア、エサペッカ・ラッピ(トヨタGRヤリス・ラリー1)もデイ3にデイリタイアとなり、それぞれ総合40位、総合44位でラリー完走した。
WRCサルディニアが開催された6月最初の週末、TOYOTA GAZOO Racingチームオーナーであり、ドライバー“モリゾウ”でもある氏の姿は富士24時間レースの舞台、富士スピードウェイにあった。水素エンジンを搭載したORC ROOKIE GR Corolla H2 conceptを佐々木雅弘、石浦宏明、小倉康宏、ヤリ-マティ・ラトバラ、勝田範彦とともにをドライブした同氏は、自身のレースとイタリアでのラリーの終了後、それぞれのチームを支えるメカニックに向け、感謝の言葉を送っている。
豊田章男/モリゾウ氏のコメント全文は以下のとおりだ。
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豊田章男(チームオーナー)
メカニックたちへ。
今週末はメカニックのみんなに感謝の気持ちでいっぱいです。エルフィン、エサペッカのクルマを直して、翌日のラリーに間に合わせてくれたサルディニアのメカニックたち。そして、ヤリ-マティと私がドライバーとして出場した富士24時間レースで、トラブルで走れなくなったGR86とGRカローラを必死に直して、コースに戻してくれた富士のメカニックたち。
我々ドライバーは走り続けられなくなることが一番辛いことです。支えてくださっている多くの皆さまに恩返しができなくなってしまうからです。メカニックの皆さんの力に私も含め、我々のチームの多くのドライバーが助けられました。
メカニックの皆さん、チームのために、僕らドライバーのために、クルマを直してくれて本当にありがとう。これからももっといいクルマづくりのために、よろしくお願いします。一緒に、毎回のゴールを目指しましょう。
TOYOTA GAZOO Racingオーナー 豊田章男
トヨタ自動車株式会社 マスタードライバー モリゾウ
ROOKIE Racingオーナー 豊田章男
ROOKIE Racingドライバー モリゾウ