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 6月4日、2022年MFJ全日本ロードレース選手権シリーズ 第4戦スーパーバイクレース in SUGOのJSB1000クラス予選が宮城県のスポーツランドSUGOで行われ、中須賀克行(YAMAHA FACTORY RACING TEAM)がレース1のポールポジションを獲得。セカンドベストは亀井雄大(Honda Suzuka Racing Team)に軍配が上がり、レース2のポールポジションを獲得した。

 夏空の下で始まったJSB1000クラス予選。まずは、亀井雄大(Honda Suzuka Racing Team)が1分27秒666でトップに立つ。亀井はさらに1分26秒537と1分26秒台に突入。中須賀も1分26秒台をマーク。2台のみが1分26秒台での争いを展開する。

 40分間のタイムアタックセッション。ちょうど半分の20分が経過したところで、中須賀が1分26秒310とリーダーボードのトップに浮上。同時に岡本裕生(YAMAHA FACTORY RACING TEAM 2)が1分26秒816を出し、1分26秒台の争いに参戦。

 セッション残り8分を切ったところで岡本が1分26秒389をたたきだし、2番手に浮上。その直後に亀井が1分26秒088で一気にトップへ浮上する。アタックを続けていた岡本は1分26秒048で亀井を逆転と、激しい攻防が展開される。

 そして次の瞬間。中須賀が1分25秒933と、一気に1分25秒台にタイムを入れて逆転。亀井も自身のタイムを更新して1分25秒942と中須賀に迫る。しかし中須賀のタイムには届かない。

 これで中須賀のレース1ポールポジションが確定。しかしセカンドラップは亀井に軍配が上がる。亀井はレース2のポールポジション獲得となった。

■レース1ポールポジション:中須賀克行(YAMAHA FACTORY RACING TEAM)

「レースウイークに入ってから昨日は雨だったし、(JSBの前に予選が行われた)ST600のペースも上がっていなかったので、コースの状況を把握するまでは攻められませんでした」

「その後にタイムを出しに行きましたが、もう少し詰められたかなと思うところもあります。セカンドタイムでは亀井選手に負けたので、悔しさも残ります。それでも今日のレース1はポールポジションからスタートできるので、冷静にレースができたらいいなと思っています」

「テストのときには単独でロングランができています。SUGOは抜きどころが少ないコースだし、みんなアベレージタイムもいいので混戦になるんじゃないかなと思っています。しっかりと頭を使いながら25周を走り切りたいです」