6月4日、2022年MFJ全日本ロードレース選手権シリーズ 第4戦スーパーバイクレース in SUGOのST1000クラス予選が宮城県のスポーツランドSUGOで行われ、渡辺一馬(Astemo Honda Dream SI Racing)がトップタイムを記録した。
全日本ロード第4戦SUGOのST1000クラスの予選は渡辺一馬(Astemo Honda Dream SI Racing)が制した。セッション開始早々に國峰啄磨(TOHO Racing)が1分29秒557とコースレコードを更新。豊島怜(DOGFIGHTRACING YAMAHA)が1分29秒427と続く。
開始10分ほどでさらにペースを上げた豊島が1分29秒184と國峰を逆転。さらに渡辺一馬(Astemo Honda Dream SI Racing)が1分28秒821をたたき出して一気にトップへ浮上する。
セッション後半に入り、高橋裕紀(JAPAN POST HondaDream TP)が1分29秒229と2番手浮上。残り4分。渡辺がさらにタイムを詰め、1分28秒673と高橋を突き放す。
ラスト2分を切ったところで転倒したライダーがコース上に残ってしまい、赤旗が出される。仕切り直して残り5分でセッションを再開。
残り1分、南本宗一郎(AKENO SPEED・YAMAHA)が1分29秒100で2番手浮上。その直後に國峰が1分28秒886をたたき出して、渡辺には届かないものの南本を逆転する。渡辺は、堂々のポールポジション。國峰、南本がフロントロウ獲得となった。
■ST1000ポールポジション 渡辺一馬(Astemo Honda Dream SI Racing)
「昨日はドライで走ることができなかったし、事前テストからは時間が空いていたので、コンディションを探りながら始まりました」
「JSB1000クラスの予選タイムがよかったので、コンディションはいいのかなと思って臨みましたが、思いのほかグリップはよくありませんでした。目標タイムには届きませんでしたが、一番で終えられたのは重要なこと。今日はこの結果を喜びたいです」
「予選の序盤もそうでしたが、場所取りが熾烈なので、タイムが出しにくく、タイム差が少ないので、どんなレースになるかは始まらないと分かりません。だからこそ決勝では自分たちのチームの力を信じて、自分たちが持つパフォーマンスをしっかり出せるように集中したいです」