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 ポルシェジャパン株式会社(本社:東京都港区 代表取締役社長:ミヒャエル・キルシュ)とポルシェカレラカップジャパン(PCCJ)委員会は、ポルシェカレラカップジャパン2022シリーズ第3/4戦の予選を、富士スピードウェイ(静岡県)で2022年5月3日(火・祝日)に開催しました。

天候:晴れ 路面:ドライ 気温:19度 路面:29度(セッション開始時)

 今シーズン、タイプ992の最新型911 GT3カップが導入されたPCCJ。ニューカップカーによる初レースとなった今年の開幕戦・岡山大会は、プロクラスの第1戦が#60 小河諒、第2戦が#1 近藤翼が優勝を飾る。プロアマクラスは3年振りの参戦となった#9 武井真司が第1戦を制し、第2戦は#98 IKARIが優勝。アマクラスは、今年PCCJ初参戦ながらプロアマクラスを凌ぐ速さを見せたスーパールーキー#10 MOTOKI TAKAMIが2連勝を飾った。

 予選前日の2日(月)に実施された専有走行は、濃霧のため走行時間が変更となるが、プロクラスは#1 近藤が1回目、2回目ともにトップタイムをマークして総合トップに。プロアマクラスは#98 IKARIが2回ともトップタイムを記録し、#9 武井は2回目の走行でアクシデントに見舞われてしまい残念ながら今回のレースはリタイア届けが提出された。アマクラスは#10 MOTOKI TAKAMIが岡山に引き続き速さを見せ、非公式ながらアマクラスのコースレコード1分43秒200を上回る1分43秒152を記録した。

 予選日の3日は朝から青空が広がり、11時15分から30分間でPCCJ公式予選が行われた。予選開始とともに13台のマシンが一斉にコースイン。まずは、路面状況を確認しながら周回を重ねて3周目から本格的なタイムアタックを開始。そして4周目には、#1 近藤が3月のPCCJ合同テストで記録した1分39秒999を上回る1分39秒806を記録して、従来のコースレコード1分40秒717を1秒近く更新。2番手の#60 小河も1分40秒674を記録してコースレコードを上回る。ポルシェジャパンジュニアドライバーの#91 澤龍之介もコースレコードを更新し、2回目のタイムアタックで1分40秒531を記録して2番手に浮上する。

 最終的に#60 小河が1分40秒254タイムを記録して、#91 澤は3番手となるが「決勝はスタート勝負だと思うので、2台の前に出たいと思います」と気合いが入る。2番手となった#60 小河は、「予選では近藤選手に負けてしまいましたが、決勝のスタートには自信があるので期待してください」と語る。ラストアタックでさらにタイムを伸ばし、ニューコースレコード1分39秒768を記録してポールポジションを獲得した#1 近藤は「本当にタイプ992は速いのでドライブしていて楽しいです。決勝では連勝を飾れるように気を引き締めて挑みたいと思います」と、決勝への自信を語る。

 プロアマクラスで第3戦のポールポジションを獲得したのは1分41秒766を記録した#98 IKARI。「決勝は浜崎選手との一騎打ちになるので、負けないように頑張りたいと思います」と、決勝への意気込みを語る。また、アマクラスのポールポジションは第1/2戦に引き続き#10 MOTOKI TAKAMIが1分42秒002のクラスコースレコードでポールポジションを獲得。「自分の課題であるスタートをきっちりと決めて優勝を狙います」と力強く語る。また、2番手の#63 長嶋重登、3番手で今年初参戦の#5 CASA MINGOもアマクラスのコースレコードを更新した。

 予選中のセカンドベストタイムで決定した第4戦の予選結果は第3戦と同じく、プロクラスは#1 近藤、プロアマクラスは#98 IKARI、アマクラスは#10 MOTOKI TAKAMIが、それぞれポールポジションを獲得した。

 第3戦の決勝レースは3日(火・祝日)16時55分スタート(15周もしくは30分間)、第4戦は4日(水・祝日)10時45分スタート(15周もしくは30分間)を予定する。なお、第3/4戦の決勝レースはポルシェジャパンのtwitterアカウント(@PorscheJP)で、各日ともにライブストリーミング配信される予定だ。

#60 小河諒
#60 小河諒
ポルシェカレラカップジャパン2022 第3/4戦(富士)予選
ポルシェカレラカップジャパン2022 第3/4戦(富士)予選