5月29日、2022年MotoGP第8戦イタリアGP Moto2クラスの決勝がイタリアのムジェロ･サーキットで行われ、ペドロ･アコスタ（Red Bull KTM Ajo）が史上最年少優勝を果たした。
レース序盤、フロントロウの2番手から絶好のスタートを切り、ホールショットを奪うと、ウォームアップ時とは異なる路面コンディションのなかでもハイペースをキープ。数周後にはアコスタ、アロン･カネト（Flexbox HP40）のふたりがペースアップしていき、徐々にギャップを広げていく。
レース終盤残り8周、2番手で追走していたカネトが転倒すると、それ以降はアコスタの独走となり、最終的にはライバルに4秒差をつけて、Moto2クラス8戦目にして初優勝を飾った。
また、2011年5月の第4戦フランスGPで初優勝を挙げたマルク･マルケスが樹立した、Moto2クラスの史上最年少優勝記録（18歳87日）を更新する、18歳4日での優勝を達成した。
■Red Bull KTM Ajo
ペドロ･アコスタ（決勝：優勝）
「ようやくこの勝利を手にすることができて、とてもうれしいよ。思いのほか、苦しくて難しい時間が続いてしまったけど、その分とても勉強になったし、さらにこの瞬間を楽しめているよ」
「今日のレースはとてもタフだったんだ。スタートからフィニッシュまでレースをリードしたのは初めての事だったし、集中し続けるのがとても大変だった。これまでのレースでのミスで学び、進歩していって、今日ここにいることに繋がったと思っているよ」
