5月1日、2022年MotoGP第6戦スペインGP MotoGPクラスの決勝がスペインのヘレス・サーキット‐アンヘル・ニエトで行われ、中上貴晶(LCRホンダ・イデミツ)は7位でフィニッシュした。
連日好天に恵まれた第6戦スペインGPは、最終日も終日晴天となりドライでの走行となった。この日の午前にはウォームアップ走行が行われ、中上はトップタイムを叩き出した。フロント、リヤともにミディアムタイヤを選択し、セッション中盤に1分37秒711でトップに立つと、更に1分37秒442までタイムを削った。セッション終了まで中上のタイムを上回るライダーは現れず、そのままトップタイムで終えた。
迎えた決勝は気温28度、路面温度45度のドライコンディションで、中上を含む全ライダーがフロントにハードタイヤ、リヤにミディアムタイヤを選択した。スタートで4番手へと上がった中上だが、そのあとすぐにマルク・マルケス(レプソル・ホンダ・チーム)らに抜かれ、6番手へとポジションを落としてしまう。翌周にはジョアン・ミル(チーム・スズキ・エクスター)にもパスされ、7番手へとポジションを落としてしまうが、交わされた後もミルを追撃。その後も緊迫した戦いの中で、最後までしっかりとポジションをキープしてそのまま7位でチェッカーを受けた。
第7戦フランスGPが開催されるル・マン-ブガッティ・サーキットは、中上が得意とするサーキットのひとつである。次戦を前に5月2日には、今大会の開催地ヘレスで行われるテストが行われる。テストでしっかりメニューを消化し、着実に中上自身とバイクのレベルアップを図り、次戦に向けての準備を進める。
■LCRホンダ・イデミツ
中上貴晶(決勝:7位)
「今日は7位でフィニッシュし、インディペンデントチームで1位になれました。やっとパルクフェルメに戻ることができてうれしいです。チームにとっても自分にとっても、とても重要な場所です。そして、チームにとっても自分にとっても、今大会はとても重要なレースになりました」
「厳しいレースでしたが、スタートからベストを尽くしました。明日はテストがあります。これからの戦いに向けてとても重要なテストになるので、しっかりメニューを消化したいです」