6月8日、チーム・プジョー・トタルエナジーズは、7月のWEC第4戦モンツァ6時間レースでデビューを迎える新型ル・マン・ハイパーカー(LMH)『プジョー9X8』をドライブする、ドライバーの組み分けを発表した。プジョーはすでに6人のドライバーを発表していたが、参戦する2台への振り分けが今回初めて明かされた。
93号車プジョー9X8のドライバーは、ポール・ディ・レスタ/ミケル・イェンセン/ジャン・エリック・ベルニュというラインアップを採る。
もう1台の94号車では、ジェームス・ロシター/グスタボ・メネゼス/ロイック・デュバルがステアリングをシェアすることとなった。
先日行われたポルティマオでのローンチの際は、93号車のカウルにロシター、デュバル、ディ・レスタの名前が記されていたが、レース本番では異なるラインアップを採用することになったようだ。
テクニカル・ディレクターを務めるオリビエ・ジャンソニは、「9X8のデビュー戦となるモンツァでのレースに向けて、複数のテストセッションとデータ、ドライビングスタイル、個々の関係性を丹念に分析し、2台のクルーを決定した」と述べている。
「マシンの設計と開発の過程では、すべてのドライバーの経験、技術的なインプット、そしてチーム・スピリットが必要不可欠だった」
現在行われている第3戦ル・マン24時間レースへの出場は見送ったものの、プジョーはサルト・サーキットにおいて、過去の功績を祝ういくつかの展示を行っている。
サーキット隣接のル・マン・ミュージアムで開催されている『Allure – Le Mans』展では、ル・マンにおけるプジョーの最高の瞬間を祝し、7台の車両が展示されている。この展示は6月7日に正式オープンし、9月末まで開催される。
また、サーキット内の『ファン・ビレッジ』では9X8ハイパーカーを展示する特別エリアが設けられるほか、ル・マン24時間決勝中の6月11日夕刻には、メネゼスのサイン会も開催される予定だ。