6月4日、ヤマハは2019年からファクトリーチームのモンスターエナジー・ヤマハMotoGPのタイトルスポンサーを務めているモンスターエナジーと引き続きタイトルスポンサーとして複数年契約したことをモンスターエナジーがタイトルスポンサーを務めるMotoGP第9戦カタルーニャGPが開催されているなかで発表した。
モンスターエナジーはアメリカの清涼飲料水メーカーで、2013年からヤマハのオフィシャルチームスポンサーを務めており、2019年からファクトリーチームのタイトルスポンサーに昇格して、モビスター・ヤマハ・MotoGPからモンスターエナジー・ヤマハMotoGPのチーム名となった。この間、ヤマハは2015年にMotoGPクラスで3冠、2016年にチームタイトルを獲得し、さらに2021年にはファビオ・クアルタラロがMotoGPクラスのタイトルを獲得した。
また、2021年にチャンピオンを獲得したクアルタラロは6月2日にヤマハと2023年から2024年まで2年間の契約更新を発表。今シーズンも現時点でチャンピオンシップのトップに立っており、連続チャンピオン獲得を目指している。またチームメイトのフランコ・モルビデリも2021年9月に2023年まで契約しており、両ライダー継続で来シーズンの2023年シーズンもモンスターエナジー・ヤマハMotoGPとして戦う。そして引き続きヤマハYZR-M1には象徴的なモンスターエナジーのロゴとなる『爪』が刻まれることとなる。
モンスターエナジーのスポンサーシップは、モンスターエナジースーパークロス、AMAモトクロス、FIMモトクロス世界選手権、MotoGPではライダー個人など他のレース分野にも広がっており、モンスターエナジーとヤマハがモーターサイクルレース界のキープレーヤーでありパートナーであることが強調されている。MotoGPクラスでは、ヤマハの他に2021年からチーム・スズキ・エクスターのスポンサーも務めている。
ヤマハモーターレーシングのマネージングディレクターを務めるリン・ジャービスは「モンスターエナジーのグランプリであるカタルーニャで、モンスターエナジーとの強力なパートナーシップの継続を発表するのは絶好の機会だ。ヤマハとモンスターエナジーは、長年にわたってさまざまなモータースポーツ分野で緊密なパートナーだった。MotoGPのことも理解しているから、スムーズに契約が進んだ」とコメントしている。
「このタイトルスポンサーシップの更新は、私たちが長年にわたって築き上げてきた大きな信頼と尊敬の証であり、モーターサイクルスポーツを引き続きサポートし、グローバルレースのトップシリーズでブランド価値を促進するという共通の意欲を示している。ヤマハとモンスターエナジーの両方が今後数年間でパートナーシップをさらに強化する意向を示している」