6月3〜5日、富士スピードウェイで開催されるENEOS スーパー耐久シリーズ2022 Powered by Hankook第2戦『NAPAC 富士SUPER TEC 24時間レース』。今回のレースのうちでも話題の車両とも言えるのが、ST-Qクラスに参戦する2台のニッサンZ Racing Conceptだが、6月2日の専有走行に臨んだものの、午前のSTEL専有走行1回目で、Max Racingの244号車がクラッシュを喫している。
多くのエントリーを集め、今季もたくさんの話題の車両がエントリーしているスーパー耐久第2戦富士24時間。「新型『ニッサンZ』のさまざまなモータースポーツカテゴリーでの活用の可能性を探り、実戦データを得るため」のもので、「24時間というタフなレースを通じてクルマを鍛え、Zにふさわしい、ワクワクするレースカーの開発を目指します」という目的で、NISMO、Max Racingからそれぞれ1台ずつニッサンZ Racing Conceptがエントリーしている。
5月10日の公式テストで他のライバルたちとともに走行を開始したニッサンZ Racing Conceptだが、今週末がいよいよ本番。2台ともにニッサン/ニスモのワークスウェアに身を包んだスタッフが携わり、ドライバーたちもブラックをベースとしたレーシングスーツをまとった。またマシンカラーリングも本番に向けて変更され、ニッサン/ニスモのロゴ、さらにNISMOの230号車はブルー、Max Racingの244号車はレッドのラインが加えられた。
そんな2台だが、6月2日(木)の10時20分からスタートしたSTEL専有走行1回目で、Max Racingの244号車が田中徹のドライブ中に、300Rでガードレールにクラッシュしてしまった。244号車ニッサンZ Racing Conceptはフロントに大きなダメージを負ってしまっており、修復が進められている。
NISMOの230号車は今回も専有走行ではST-Z勢に食い込むスピードをみせており、244号車の修復が成り2台が揃うのを心待ちにしたいところだ。