5月22日、大分県のオートポリスで行われた2022年の全日本ロードレース選手権第3戦オートポリスのJSB1000クラス レース2は中須賀克行(YAMAHA FACTORY RACING TEAM)が優勝した。
日曜日は好天に恵まれ、朝から気温、路面温度共に上昇。レース2はレース1より3周長い、18周で争われた。
好スタートを切ったのはポールポジションからスタートした亀井雄大(Honda Suzuka Racing Team)。中須賀克行(YAMAHA FACTORY RACING TEAM)が2番手で続き、序盤から3番手以下にリードを取って、トップ争いを展開していく。中須賀は序盤は路面の状況など見ながら亀井の背後につけ、周回を重ねていく。
2周目に岡本裕生(YAMAHA FACTORY RACING TEAM 2)が3番手、渡辺一樹(YOSHIMURA SUZUKI RIDEWIN)が4番手に上がり、このふたりが3番手争いの接戦を展開しながら周回を重ねる。
3周目終了時点でトップ争いと3番手争いとの差は約1秒半に広がっていたが、3番手を争う岡本と渡辺は競り合いながらも、トップを争うふたりとの差を縮めて行く。
そして、岡本は8周目にはトップ争いのふたりの背後に迫ると、続く9周目の1コーナー進入でふたりを一気に交わしてトップに浮上。中須賀も、これにすぐに反応して3コーナーで亀井を交わして2番手に上がると岡本の背後につく。
レース中盤からはヤマハファクトリー同士のトップ争いの接戦が展開されたが、11周目の第1ヘアピンでルーキーの岡本がわずかにはらみ、ベテランの中須賀はそれを見逃さずトップに浮上する。
その後、2番手の岡本も中須賀の背後につけて周回を重ねたが、終盤にわずかに差が広がり、中須賀が開幕5連勝を記録した。
岡本は最終的に2秒072差の2位に入賞し、レース1に続いてヤマハファクトリーレーシングチームがワン・ツー・フィニッシュを達成。
3番手争いは亀井と渡辺が終盤まで接戦を展開。最終ラップの1コーナー進入で渡辺が3番手に浮上すると、0秒128の僅差でレース1に続いて3位に入賞し表彰台を獲得。亀井が僅差の4位に入賞した。
12番グリッドスタートの作本輝介(AstemoHondaDreamSIRacing)が5位に入賞。作本は1周目を8番手で終えると、序盤から5番手争いに加わり、3周目に5番手に上がると、序盤の内にこの争いを抜け出して、単独5番手で周回を重ね、5位に入賞した。
怪我による欠場からの復帰レースとなる名越哲平(SDG Honda Racing)が6位に入賞。負傷欠場中の清成龍一の代役として参戦する國峰啄磨(TOHO Racing)が7位に入賞し、8位に濱原颯道(Honda Dream RT SAKURAI HONDA)、9位に岩田悟(Team ATJ)、10位に榎戸育寛(SDG Motor Sports RT HARC-PRO.)の順で続いた。