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 5月13日、FIM(国際モーターサイクリズム連盟)は、5月8日に行った会議でグランプリ・コミッションの代表者たちが協議して決定した技術規則を発表した。2022年は21戦が開催されるため、MotoGPクラスのエンジン基数が7基から8基に増やされることとなった。

 カルメロ・エスペレータ(ドルナスポーツ)、ポール・デュパルク(FIM)、エルベ・ポンシャラル(IRTA)に加え、ビエンセ・ビエルマ(MSMA)などで構成されるグランプリ・コミッションがこの会議に出席した。

 今回発表された技術規則によれば、現在MotoGPクラスはシーズン中に最大7基のエンジンが使用でき、コンセッション(優遇措置)を受けるチームは最大9基だが、それを変更するという。

 7基(9基)の規則は、1シーズン20レース未満の場合であるが、2022年シーズンは史上最多の21レースが開催される予定であるため、さらに1基のエンジンの使用が許可されることになった。

 また、追加される8基目(10基目)のエンジンは19レース目以降(2022年は第19戦オーストラリアGP、第20戦マレーシアGP、第21戦バレンシアGP)でしか使用できない。

 FIMが5月13日に発表した技術規則の内容は以下の通りだ。

FIMが第1戦のレース開始前に発行する公式カレンダーに掲載されているレース数が21レース未満である場合:

・各メーカーのエンジン割当は最大7基(コンセッションを受けるメーカーは9基)

第1戦のレース開始前にFIMが発行する公式カレンダーに掲載されているレースが21または22の場合:

・メーカーは最大8基のエンジンを割り当てられる(コンセッションを受けるメーカーは10基)

・8基目(または10基目)のエンジンの使用は、第19戦から使用が可能となる