バッサー・サリバン・レーシング(VSR)は、今週末5月14~15日に開催されるIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権第5戦『レクサス・グランプリ・アット・ミド・オハイオ』で、2台のレクサスRC F GT3をGTDクラスにエントリーさせる。
先週水曜に発表された同ラウンドのエントリーリストによると、VSRのドライバーであるジャック・ホークスワースは、ミド・オハイオでの今季第5戦においてブロンズドライバーのリチャード・ハイスタンドとペアを組み、ゼッケン17番をつけたレクサスRC F GT3でプロ・アマのGTDクラスに出場する。
ホークスワースは通常、VSRのGTDプロカーである14号車レクサスRC F GT3をベン・バーニコートとシェアして2022年シーズンを戦っている。しかし、次戦ミド・オハイオと第6戦デトロイトはGTDプロカテゴリーがレースに含まれていない。
ハイスタンドとホークスワースのペアは、過去にミド・オハイオで成功を収めており2019年には、同地で行われたレースでGTDクラスウイナーとなっている。
今回VSRが決定した追加エントリーは、レクサスがIMSAミド・オハイオ戦のタイトルスポンサーを務めるのに合わせたものであり、17号車のペアはVSRからGTDクラスにフル参戦しているフランキー・モンテカルボ/アーロン・テリッツ組の12号車レクサスと並んで運営されることになる。
この他、第4戦ラグナ・セカからのエントリーリストの変更では、NTEスポーツの42号車ランボルギーニ・ウラカンGT3 Evoにコリー・ルイスが加わり、フルシーズンドライバーのジェイデン・コンライトとペアを組んでいる。また、インセプション・レーシングは、ジョーダン・ペッパーとブレンダン・イリーブがチームを組んで70号車マクラーレン720S GT3を走らせることになった。
チーム・ハードポイントの99号車ポルシェ911 GT3 Rがレクサス・グランプリのGTDエントリーから姿を消している一方、DPiとLMP2クラスでは前戦から変更はない。
第5戦のミド・オハイオで、第2戦セブリング12時間レース以来の登場となるLMP3は、合計9台がエントリー。この中ではダコタ・ディッカーソンとジョシュ・サーシェのペアによるMLTモータースポーツ(58号車リジェJS P320・ニッサン)が新たにエントリーしているのが確認できる。